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  <title type="text">小説ONE PIECE(ワンピース）/Ｂ面</title>
  <subtitle type="html">週刊少年ジャンプ連載中の尾田栄一郎先生のマンガ、『 ONE　PIECE 』の２次小説Blogです。</subtitle>
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  <updated>2011-10-14T21:25:56+09:00</updated>
  <author><name>歌織</name></author>
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    <id>novelonepiece2.side-story.net://entry/1</id>
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    <published>2020-12-31T22:06:13+09:00</published> 
    <updated>2020-12-31T22:06:13+09:00</updated> 
    <category term="はじめまして" label="はじめまして" />
    <title>はじめまして</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[こんにちは。歌織と申します。<br />
<br />
A面として週刊少年ジャンプ連載中の尾田栄一郎先生のマンガ、『 <strong>ONE PIECE</strong> 』をそのまんま小説化（というか、文章化）したものを書いているのですが、勢いあまって２次小説まで書いてしまい・・・。<br />
んで、せっかくなのでこれをB面として今回紹介してみよかなと、このBlogを作ってみました。<br />
<br />
残念ながら？BL系はありませんが（私が苦手なので）、ほのぼの系からR18系まで色々書き散らかしたものを載せようかと思ってます。<br />
ちなみに私は、サンナミすとのフラロビンすきーです（断言）。<br />
あ、でも基本キャラはみーんな出てきます・・・、予定です。<br />
<br />
<br />
内容はまだまだ少ないですし駄文ですが、ちょっとでも楽しんでもらえると嬉しいです。<br />
<br />
<br />
よろしければ、Ａ面のBlogはコチラ&darr;<br />
　　#%E:212%#<a href="http://novelonepiece.blog.fc2.com/"><strong>小説ONE PIECE（ワンピース）</strong></a><br />
<br />
<br />
では注意事項を何点か。<br />
①　ここはもちろん、作者の尾田っちその他、色々な関係者の方々とは関係なんてあるわけありません。<br />
<br />
②　コチラに載せた文章に関しましては、著作権はがっつり私にあります。無断転載等お断りです。<br />
<br />
③　更新は亀並です（基本休日）。頑張って書きますが、A面の方もありますので・・・。<br />
　　 のんびり待っていただけると嬉しいです。　<br />
<br />
④　中にはエロスな文章もあります。わかりやすく表示しますが、一般的に見て大人ではない方、そういう文章が苦手な方は注意して下さいね。<br />
<br />
とりあえずこれくらいかな、今思い浮かぶのは・・・。<br />
ほかに思い浮かんだら、付け足していきます。<br />
<br />
では、皆さま。<br />
<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/4/">目次</a>へゴウ！<br />
<div style="text-align: right;">
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<div style="text-align: right;">
	　</div>
<br />
<br />
<br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>novelonepiece2.side-story.net://entry/4</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%9B%AE%E6%AC%A1/%E7%9B%AE%E6%AC%A1" />
    <published>2020-12-30T00:05:18+09:00</published> 
    <updated>2020-12-30T00:05:18+09:00</updated> 
    <category term="目次" label="目次" />
    <title>目次</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[◇お話のタイトルは全て、B&#39;zの曲のタイトルを拝借しております。<br />
　 タイトルだけ借りてたり、曲のイメージを基にお話し考えたり色々です。<br />
　 基歌と比べてみても面白いかも！？＞ウソ、ヤメテ・・・<br />
<br />
◇R18指定のお話はその旨表示していますので、ご注意ください。<br />
　 ご覧になる方は、ご自身の責任でご覧下さいね。<br />
　 そこのちびっ子はダメだー！！！m9( ﾟ&omega;ﾟ)<br />
<br />
<br />
<div style="text-align: center;">
	☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆* 目次 *☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆</div>
<div>
	<br />
	◇ 短いお話<br />
	　　<br />
	　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/2/">OCEAN　　　Starring ： Chopper ＆ Sanji</a><br />
	　　　　　＊チョッパーとサンジののんびりとしたお話。<br />
	<br />
	　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/7/">I&rsquo;m in LOVE？　　　Starring : Nami</a><br />
	　　　　　＊ナミのもやもやした心情が表され・・・てるといいなｗ<br />
	<br />
	　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/8/">GIMME　YOUR　LOVE　　　Starring ： Sanji</a><br />
	　　　　　＊&ldquo;I&#39;m in Love?&rdquo;と対になるお話です。サンジ視点。<br />
	<br />
	　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/9/">衝動　　　Starring ： Usopp</a><br />
	　　　　　＊ウソップのもやもやした心情が・・・って私もやもや好き？ｗ<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	◇ちょっと長いお話<br />
	<br />
	　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/3/">OFF THE LOCK　　　Starring ： Robin ＆ Franky</a><br />
	　　　　　＊ロビンのお礼はフランキーに受け取ってもらえるのでしょうか？<br />
	　　　　　　 大人のお話を目指したというのに、このザマ（滝汗）<br />
	<br />
	　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/10/">Sweet Lil&#39; Devil　　Starring：Franky ＆ Robin</a>　<br />
	　　　　　＊&ldquo;OFF THE LOCK&rdquo;の続編って感じ。<br />
	<br />
	　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/11/">Happy Birthday　　Starring：Zoro</a>　　<strong><font style="color: rgb(255, 0, 0);">new</font></strong><br />
	&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; 　　＊&lsquo;１１ ゾロ誕記念ＳＳです。<br />
	<br />
	<br />
	◇結構長いお話<br />
	<br />
	　　　わるいゆめ（Ｒ１８　ちびっこは禁止！！！）<br />
	<br />
	　　　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/5/">第１夜　ＶＳ　Zoro</a><br />
	　　　　　　　＊ナミの見る夢はトンデモナイ夢でした・・・。<br />
	<br />
	　　　　　<a href="http://novelonepiece2.side-story.net/Entry/6/">第２夜　ＶＳ　Usopp</a><br />
	　　　　　　　＊ナミはまたトンデモナイ夢を見ちゃいました・・・。<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	<br />
	&nbsp;</div>
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
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    <id>novelonepiece2.side-story.net://entry/11</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/happy%20birthday%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%EF%BC%9Azoro" />
    <published>2011-11-27T16:43:48+09:00</published> 
    <updated>2011-11-27T16:43:48+09:00</updated> 
    <category term="ちょっと長いお話" label="ちょっと長いお話" />
    <title>Happy Birthday　　　Starring：Zoro</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[甲板に出ると冷たい空気が肌を刺す。<br />
つい先日まで天気はあまり良くなかったのが、ここ２．３日はなんとか青空を拝めている。<br />
それまで季節外れかのように天候が定まっていなく暑かったり寒かったりしたのが、雨が上がってからは少し気温を下げた状態で安定していた。<br />
<br />
秋島が近いのね、と言ったのはナミだったかロビンだったか。<br />
<br />
オレは冷たい潮風を思いっきり肺に吸い込んだ。<br />
<br />
今日は１１月１１日。<br />
オレの、誕生日。<br />
<br />
オレは一人甲板の手すりにもたれかかって、穏やかな波をじっと見つめていた。<br />
周りでは仲間たちが総出で大騒ぎしながらなにやら準備に取り掛かっている。<br />
今日の夜は、オレの誕生日パーティが催される。<br />
これは、仲間が増え長い時間を過ごす中で自然と出来上がった約束事だ。<br />
<br />
誕生日は盛大に祝うこと。<br />
<br />
まあ、何かっちゃしょっちゅう宴をやってるオレ達だけど、誕生日だけは気合の入り方が違う。<br />
当日は朝から準備・・・、それまでもプレゼントを買ったり何やかんや準備をする。<br />
その日の夜のメインイベントの為に、みんなが一丸となって行動するって訳だ。<br />
基本的にはみんなで何かをやり遂げる、ってのが好きな連中なので、みんな夢中で準備をしている。終わった時の達成感たるや、相当なもんだ。<br />
普段は好きなことしか極力やらねえオレでも、これに関しては別だ。<br />
<br />
ただ。<br />
<br />
ただ、当の祝ってもらう立場の者は、実際は微妙な立場にある。<br />
準備に参加できないのだ。<br />
<br />
お祝いされる者が自分の誕生日会を準備してどうすんだ、と言ったのはルフィだったかアホコックだったか。<br />
<br />
祝ってもらえるのはもちろん嬉しい。<br />
でも、このどうしようもない疎外感は否めない。<br />
<br />
ヒマだから芝生の甲板で昼寝をしようかとマストにもたれて目を閉じていたら、ナミのヤローに邪魔だと蹴り飛ばされた。<br />
それならばと釣り糸を垂れていると、今日の晩飯はオレ達が用意するんだからと、ルフィとウソップに釣竿を取り上げられた。<br />
そして今は。<br />
<br />
「ダメですよ、ゾロさん。これから私、ちょっとここで今夜のためのリハーサルをするので、席を外してもらえませんか」<br />
<br />
ここなら邪魔にならないだろうと移動した甲板の端をも、バイオリンをかまえたブルックに追い出された。<br />
<br />
なんなんだ。<br />
<br />
・・・・・まあ、オレが逆の立場なら同じようにするかもな。<br />
<br />
しょうがなく、オレは苦笑いしながら足をジムの方へ向けた。<br />
さすがにあそこだけは邪魔にはならねえだろ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ひとしきり身体を動かした後、オレは汗を拭きながら窓際に並ぶベンチに腰を下ろした。<br />
時刻は昼を少し回ったあたり。<br />
外にいる時は少々肌寒かったが、ジムの中は熱がこもって少し暑いくらいだった。<br />
自分が運動した熱気もあるだろうが、元々ここは展望台も兼ねるくらい高い位置にある。<br />
日当たりもいいので、普段から少々寒い日でも結構ここだけはいい感じにぽかぽかと暖かい。<br />
オレは窓から下を見下ろした。<br />
チョッパーが箱を抱えてアクアリウムの方へ走るのが見える。<br />
多分、あの箱には部屋を飾りつけるものが色々と入ってるのだろう。<br />
キッチンの屋根から延びる煙突からは薄い煙がたなびいている。<br />
アホコックが今夜の為のメニューをナミと色々と考えてるのは知っていた。<br />
まあ、アイツの取柄は料理だけだからな。<br />
他の奴らも今日の夜の為に、それは楽しそうに準備してるんだろう。<br />
わかるよ、だってオレも他の奴らの誕生日のときは同じように楽しいからな。<br />
<br />
今日の主役は自分で。だからこそ準備の仲間には入れなくて。<br />
少し淋しくはあるけれど、でも、自分の為にみんなが動いてくれている。<br />
<br />
オレは自然と微笑みながらその様子を見つめていた。<br />
そしてその内に暖かさも手伝ってか、知らない間に眠ってしまった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
─── オレは走っていた。<br />
空には大きな満月。辺りは見渡す限り田んぼが広がる。<br />
そこは、今はもう帰る事ができないオレの故郷。<br />
オレはその畦道をひたすら走っていた。<br />
両手には竹刀を握り締めたまま。<br />
走っているのは、ガキの頃のオレだ。<br />
<br />
「─── ゾロ！遅いよ！」<br />
<br />
たどり着いた先に待っていたのは、・・・くいなだ。<br />
オレより年上で、どうしたって敵わなかったライバル。<br />
いつも決闘に使っていた村はずれの原っぱに静かにたたずむ彼女は、月の光を受け、子供心にも見惚れるくらい綺麗だった。<br />
<br />
「怖くなって逃げたのかと思ったよ」<br />
<br />
そう言って彼女はにっと笑う。<br />
<br />
「うるせぇ！」<br />
<br />
オレは息を切らせて竹刀を構えた。<br />
大声を上げないと、自分の鼓動に押しつぶされそうだった。<br />
<br />
「今日こそはぶちのめしてやる！」<br />
「そう言ってやれた例がないじゃない」<br />
「うるせぇ！今日のオレは違うんだ！」<br />
<br />
そう叫んで、オレはくいなに飛び掛っていった。<br />
打ち合うこと数合。<br />
いつもならこれくらいで竹刀を飛ばされて終わる。でも今日は違った。<br />
くいなから繰り出される厳しい攻撃に、オレはいつもより耐えていた。<br />
いつもは見切れない太刀筋が、今日はわかる。<br />
オレは気持ちが昂ぶっていた。<br />
<br />
今日こそは、くいなに勝てる。<br />
<br />
オレの竹刀が彼女の竹刀をとらえた。<br />
巻き込み、空へ飛ばす。・・・ハズだった。<br />
巻き込んだはずの竹刀をさらに返され、飛ばされたのはオレの竹刀だった。<br />
<br />
「は！」<br />
<br />
それは一瞬だった。<br />
彼女の竹刀がオレの喉元で止まる。<br />
オレの腕から飛んだ竹刀が地面に転がる音が、やけに遠くに聞こえた。<br />
<br />
「・・・勝負あり、ね」<br />
<br />
息がかかるくらいオレに顔を近づけたくいなが、またしてもにっと笑った。<br />
<br />
「１９９９戦１９９９勝０敗」<br />
「ち・・・っくしょ・・・」<br />
<br />
竹刀を下ろしてオレから離れていくくいなの背中に、オレは吐き捨てた。<br />
彼女が離れた勢いで、オレは尻餅をつく。<br />
今日こそは、今日こそは勝てると思ったのに。<br />
<br />
だって今日は・・・。<br />
<br />
くいなは傍らの石段に腰を下ろして、ふうと息を吐いた。<br />
<br />
「・・・強くなったね、ゾロ」<br />
「あ・・・？！」<br />
<br />
にっこりと柔らかく笑う彼女をオレは思いっきり睨みつけた。<br />
<br />
「・・・何だよ、でも勝ってんのはお前じゃねェか。・・・つまりは自分が強いって言いてェのかよ」<br />
<br />
オレは指に触れた石ころを腹立ち紛れに放り投げた。<br />
くいなはくすっと笑った。<br />
<br />
「違うよ、本気で強くなったと思ったの。今日は・・・、本気でヤバイと思った」<br />
「・・・・・」<br />
<br />
オレは顔をくいなに向けた。<br />
今のくいなの声は、同情とかそんなんじゃない。<br />
多分、本気で言ってくれてる。<br />
<br />
くいなが言葉を続けた。<br />
<br />
「やっぱり今日は違うのかな？」<br />
「え？」<br />
「１つ成長したんだもんね」<br />
「・・・・・」<br />
<br />
「今日、誕生日でしょう？」<br />
<br />
くいなは立ち上がると、オレの方にゆっくりと近づいてきた。<br />
オレの手をとり、立ち上がらせる。<br />
<br />
そして、ふわっとオレを抱きしめた。<br />
<br />
「誕生日おめでとう、ゾロ」<br />
<br />
汗の中に甘いにおいが混じる。<br />
オレは何もできずにただ、立ちすくんでいた。<br />
抱きしめられた腕が心地よく、離れる事も出来ない。<br />
彼女のものなのか、オレのものなのか、響く鼓動だけがやけに耳についた。<br />
<br />
「・・・誕生日だから、手加減したのか？」<br />
<br />
オレはようやく声を出した。<br />
違う、こういうことが言いたいんじゃないんだ。<br />
<br />
言いたいことは・・・。<br />
<br />
「違うよ、断じて違う」<br />
<br />
くいながゆっくりと体を離した。<br />
オレは何故かそれを淋しいと感じていた。<br />
<br />
「ゾロに手加減なんかもう出来ないよ。そんな余裕無い。それ以前に・・・そんな失礼な事出来ない」<br />
<br />
そう言った彼女の声が悲しげで、オレはすぐに自分の失言を詫びた。悪かった、と。<br />
そして、オレは深呼吸を一つすると、言いたかったことを告げた。<br />
<br />
「ありがとう」<br />
「・・・おめでとう。本当に」<br />
<br />
くいなはもう一度そう言って、にっこりと笑った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
─── そこでオレは眼を覚ました。<br />
あたりはだいぶ薄暗くなっている。時計を見ると数時間は経っている様だった。<br />
オレはベンチに倒れこむように横たわっていた。<br />
汗が冷え、少し肌寒い。<br />
オレはゆっくりと起き上がると、傍らに落ちていたタオルを肩に掛け頭をがしがしと掻いた。<br />
そして今見ていた夢を思い出した。<br />
くいなの夢。<br />
<br />
「何で、今頃」<br />
<br />
オレは思わず呟いた。<br />
<br />
彼女が亡くなった頃はよく夢に出てきていたが、それも気がつけばなくなっていた。<br />
だからと言って、彼女のことを忘れたわけではない。<br />
久しぶりに見た彼女の夢。<br />
オレは今はもう歳を取る事もない彼女に想いを馳せた。<br />
<br />
何度対戦しても一度も勝てなかった彼女。<br />
オレが勝てないのは彼女だけで、そんな目の上のたんこぶが腹ただしくてしょうがなかったっけ。<br />
何をしても、どうしたっても勝てないのはムカついたけど、それでも彼女と対戦するのは楽しかった。<br />
楽しそうに、オレに向かってくる彼女が好きだった。<br />
<br />
彼女が亡くなる前日、最後の決闘の時に交わした約束。<br />
２人の内のどちらかが世界一の剣豪になること。<br />
彼女がいなくなった世界で、ただそれだけが自分にとって生きる理由だった。<br />
１人村を飛び出し、向かってくる者手当たり次第になぎ倒していた。<br />
&ldquo;海賊狩り&rdquo;と渾名をつけられ、恐れられた。無法者からはもちろん、一般の善良な市民からも。<br />
自分の進んでいる道が間違っていたとは思っていない。<br />
ただ、このままでいいのか、という思いは常につきまとっていた。<br />
このまま、ただただひたすら修羅の道を進むのか。その先にあるのは自分が求めていたものなのだろうか。<br />
彼女がいれば。もしオレの傍に彼女がいたなら何か変わっていたのだろうかと。<br />
<br />
１人だったら多分、理想と現実のハザマでがんじがらめになっていただろう。<br />
もういない、くいなの影に怯えていたかもしれない。<br />
不要なプレッシャーに押しつぶされていたかもしれない。<br />
<br />
でもオレは１人じゃない。<br />
護り、護られる仲間がいる。<br />
<br />
もちろん、世界一の剣豪になること、その夢は今もオレの中で輝き続けている。<br />
でもその意味は、昔とは少し変わった。<br />
ルフィの奴を海賊王にする為に、オレは世界一の剣豪になる。<br />
<br />
そこまで考えて、オレはふっと苦笑した。<br />
<br />
夢は変わらないけれど、昔とは少し意味合いが変わっている。<br />
今のオレをお前が見たら、お前はオレが変わったと思うのかな？<br />
それとも変わってないと思うか。<br />
<br />
今はもう聞くことが出来ない答え。<br />
まあ、でもいいさ。<br />
変わってようが変わってまいが、オレはオレだ。<br />
結果は決して悪かねェ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
─── 何言ってんだか、と１人ごちてオレは立ちがった。<br />
むんっと、凝り固まった体を軽くストレッチしてほぐす。<br />
そこへ、チョッパーとウソップがジムの入り口から顔を出した。<br />
<br />
「やっぱりここだったのかー」<br />
「準備できたぜ。来いよ、主役」<br />
<br />
「おう」<br />
<br />
オレはジムを出る寸前、窓の外を見上げた。<br />
空に浮かぶのは綺麗な満月。<br />
<br />
───&nbsp; １つ成長したんだもんね。<br />
───&nbsp; 誕生日おめでとう、ゾロ。<br />
<br />
くいなの声が耳を掠めたのは気のせいか。<br />
でも。<br />
<br />
─── ありがとよ。<br />
<br />
オレは心の中でつぶやくと、ジムの扉を後ろ手にそっと閉めた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/happy%20birthday%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%EF%BC%9Azoro" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
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    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
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    <published>2011-10-30T22:22:08+09:00</published> 
    <updated>2011-10-30T22:22:08+09:00</updated> 
    <category term="ちょっと長いお話" label="ちょっと長いお話" />
    <title>Sweet Lil&#039; Devil　　Starring：Franky ＆ Robin</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[最近、よく眠れねェ。<br />
目をつぶるとまぶたの裏に、あいつの顔が浮かぶ。<br />
打ち消しても打ち消しても、それは消えてはくれない。<br />
その内眠ってしまったとしても、いつも悪夢で目が覚める。<br />
<br />
眠れねェ。<br />
こんなの初めてだ。<br />
<br />
「─── キー・・・、フランキー」<br />
<br />
まァったく、どうしちまったってんだ。オレは。<br />
今まで３０年以上生きてきたが、こんなことで頭を悩ませるのは初めてだ。<br />
まァったく・・・。<br />
<br />
「フランキーって！おい！！」<br />
「─── んあ？！」<br />
<br />
はっと気づいた。<br />
えーっと・・・。<br />
<br />
そうだここは、サニー号の中のオレ様の兵器開発室で・・・。<br />
オレは確かチョッパーとルフィの野郎に頼まれたロボットを作ってて・・・。<br />
声をかけてきたのは、隣で自分の武器の改良作業をしていたウソップ。<br />
<br />
「何作ってんの？お前・・・」<br />
<br />
ウソップの目線がオレの手の中に。<br />
言われてオレも自分の手の中の代物に視線を落とした。<br />
<br />
─── なんだこりゃ。<br />
<br />
ロボットを作ってたはずだが・・・、手の中のコレはどう見ても別物。<br />
丸い物体に二枚の平べったいものが付いている。<br />
で、一部分長くなっており、その先にミサイルが・・・。<br />
<br />
「なんだこりゃ」<br />
<br />
オレは声に出して言った。<br />
<br />
「お前が作ってたんじゃねーかよ」<br />
<br />
ウソップも怪訝な表情で答える。<br />
<br />
「なんか・・・、心ここに非ずって感じだったぞ？ぼーっとして」<br />
「ま、ぼーっとはしてたがな・・・」<br />
「なんか悪いモンでも食ったのか？」<br />
<br />
ウソップがニヤニヤする。<br />
<br />
「サンジはオレたちには女どもに比べて質の悪ぃモン使うからなー。ま、それでもすんげぇうめーけど」<br />
「あのマユゲはそんな事してんのか」<br />
「あいつだからしょーがねェよ」<br />
<br />
オンナ至上主義のサンジは、女性クルーにはわかりやすくひいきをしてる。<br />
ま、別にそれについて文句があるわけじゃねェ。<br />
いや、あるか・・・。<br />
アイツはオレにできねェ事ができるからな。<br />
昨日の晩だって・・・。<br />
<br />
「・・・お前、コーラが足りねェんじゃねェの？」<br />
<br />
ウソップがオレの頭を見上げる。<br />
<br />
「リーゼント、へろへろだぜ」<br />
<br />
そう言われて、オレはリーゼントに手をやる。<br />
コーラエネルギーが満タンの時はびしっとキマってるが、足りなくなると力を失う。<br />
リーゼントがオレのパワーのバロメーターになってるんだ。<br />
<br />
オレは腹の冷蔵庫を開いた。<br />
<br />
「気づかなかった。ほとんどねェじゃねェか」<br />
「・・・珍しいな、コーラの在庫にはいつも気を遣ってんのに」<br />
<br />
オレは冷蔵庫を閉じて立ち上がった。<br />
<br />
「コーラもらってくっか」<br />
<br />
ダイニングの冷蔵庫は鍵がかかってて開けられない。<br />
この船を作ったのはオレだってのに、冷蔵庫の暗証番号を教えてもらってねェ。<br />
<br />
オレはのんびりとダイニングに向かった。<br />
自分では鍵は開けられないけど、そこに行けばダイニングの主、サンジがいるだろ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ダイニングに一歩足を踏み入れて・・・、オレは中にいる人物が目に入り、思わず中に入るのを躊躇した。<br />
ダイニングにはど真ん中にみんなが食事時に腰掛ける大きなテーブル。壁側には壁に沿ってベンチが並ぶ。<br />
そして対面カウンター。<br />
<br />
そこに・・・、黒髪の美女、ニコ・ロビンが座っていた。<br />
メガネをかけ、本を読んでいたようだ。<br />
<br />
「あら・・・」<br />
<br />
入り口で固まるオレに気づいた彼女は、一瞬驚いた表情をしたがすぐにやわらかく微笑んだ。<br />
<br />
「どうしたの？」<br />
「あ・・・、いや・・・」<br />
<br />
まさかここで彼女と遭遇するとは思わなかった。<br />
おれが今一番会いたくないオンナ。<br />
どう答えていいのかわからないオレは、もごもごと口ごもった。<br />
そんなオレに、彼女は不思議そうな顔をする。<br />
<br />
「何かご用？」<br />
「いや、その・・・」<br />
<br />
まあでも、こんな所でうじうじしたってはじまらねェ。<br />
おれは意を決して言った。<br />
<br />
「さ、サンジは・・・？」<br />
<br />
意を決して言ったのがコレっていうのが情けないが。<br />
情けないついでに言うと、声も裏返ってる。<br />
<br />
「みかんの収穫よ。ナミと一緒にみかん畑にいるわ」<br />
「そ、そうか・・・」<br />
「サンジにご用？」<br />
「あ、ああ・・・ちょっとな」<br />
<br />
ロビンがオレをじっと見つめる。<br />
オレはその視線を受け止め切れなくて、おろおろと目を逸らした。<br />
情けねェ・・・。<br />
<br />
「アウ、じゃあみかん畑行ってくっか！じゃ、邪魔したな！」<br />
<br />
オレはくるっときびすを返した。<br />
一刻も早くここを離れねェと・・・。<br />
<br />
「冷蔵庫にあるものだったら、私でも渡せるわよ」<br />
<br />
ロビンがオレの背中に向かってそう告げる。<br />
そうだ、冷蔵庫の暗証番号はサンジと、ナミとロビンの３人しか知らない。<br />
<br />
「サンジに頼まれたの、もし自分がいない時に誰かが何か欲しがったら渡してやってって。内容にもよるけど・・・。それに、今行くとサンジに睨まれちゃうわよ。せっかくナミと２人っきりで収穫してるのに」<br />
<br />
ロビンがくすっと笑う。<br />
オレは部屋を出られなくなってしまった。<br />
ここから離れる口実をいろいろ考えたが、元々ない頭で考えたっていい案なんて浮かぶわきゃねェ。<br />
<br />
オレはしぶしぶ振り返った。<br />
<br />
「なあに？入用なのはコーラかしら？」<br />
「え・・・」<br />
<br />
なんでわかった・・・？<br />
<br />
「ふふっ、リーゼントに力がないもの」<br />
<br />
ロビンがにっこりと笑う。<br />
<br />
「ちょっと待ってね・・・」<br />
<br />
そう言うと彼女は自身の能力、ハナハナの実の能力でカウンターから奥の冷蔵庫までふわっとその白い腕をたくさん咲かせると、冷蔵庫を開けコーラを３本運んできた。<br />
もちろん彼女はカウンターに腰掛けたままだ。<br />
なんとも便利な能力だ。<br />
<br />
たくさんの腕からコーラを受け取った彼女は、それらを抱えると自分でオレの所まで持ってきた。<br />
<br />
「はい、どうぞ」<br />
「お、おう・・・ありがとよ・・・」<br />
<br />
オレはロビンからコーラのビンを受け取った。<br />
その時、腕が彼女の腕と触れる。<br />
<br />
「うおっ！！！」<br />
<br />
その感触に、オレはコーラのビンを１本取り落とす。<br />
落ちて割れる、・・・と思った。<br />
しかし、その瞬間床に生えたロビンの腕が間一髪ビンを受け止めた。<br />
<br />
「・・・危なかったわね」<br />
「悪りぃ・・・」<br />
<br />
ロビンが拾い上げてオレにもう一度渡す。<br />
今度はちゃんと受け取った。<br />
<br />
オレってやつは、どんだけ緊張してんだ！<br />
<br />
ロビンが再びじっとオレを見つめる。<br />
オレはそっちを見ないようにして、腹の冷蔵庫にコーラを３本納めた。<br />
<br />
身体中にパワーがみなぎる。<br />
<br />
「来たぜ、来たぜェ～～～。うー・・・・・ん、<strong>スゥパーーーーー！！！</strong>」<br />
<br />
両腕の星のマークを重ねる、オレのお決まりのポーズ。<br />
リーゼントだってビシッと完璧だ。<br />
エネルギーが満タンになると、さっきまで弱気になっていた気持ちがウソのように晴れやかな気持になる。<br />
<br />
「アウ！読書中悪かったな」<br />
<br />
オレはかけていたサングラスを上にずらす。<br />
そして、意気揚々とダイニングを出ようとして・・・。<br />
<br />
「フランキー、待って」<br />
<br />
呼び止められた。<br />
晴れやかな気持ちに、暗雲が少しづつ立ち込めてくるのを感じた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「─── 少し・・・、話がしたいんだけどいいかしら？」<br />
<br />
ロビンが壁際のベンチに腰掛け、オレにも隣を勧める。<br />
断りたいのは山々だったが、彼女の表情があまりにも真剣だったから断りきれなかった。<br />
オレは、少し間を空けて彼女の隣にどっかりと腰掛ける。<br />
<br />
すぐ話し出すのかと思ったが、彼女は黙ったまま俯いている。<br />
オレは腕を組んだまま、正面を見つめていた。<br />
<br />
静かな時間が流れる。<br />
しかし、オレの精神的負担は相当なもので・・・・・。<br />
静かな雰囲気に反比例して、オレの心臓は早鐘のように鳴り響いていた。<br />
<br />
ちょっと前まではこうじゃなかった。<br />
普通に彼女と話していた・・・、と思う。<br />
<br />
オレと彼女との出会いは、まだ今より若い頃だった。<br />
とは言っても、彼女自身と出会ったわけじゃない。<br />
彼女との出会いは、手配書だった。<br />
高額の懸賞金をかけられた、小さな女の子。<br />
それが彼女、ニコ・ロビンだった。<br />
その頃、オレは・・・、オレとアイスバーグの２人は師であるトムさんからある設計図を渡されていた。<br />
<br />
古代兵器、プルトンの設計図。<br />
世界を滅ぼす力を持つ、兵器。<br />
<br />
ただ、設計図といっても、そこに書いてある文字がなんなのかさっぱりわかりゃしねぇ。<br />
そこに書いてある古代文字、それを読むことが出来るのはこの世界にただ１人、ニコ・ロビンだけだ。<br />
読めるやつがいなけりゃただの紙切れだったが、残念ながら読めるやつが存在する。<br />
オレ達はトムさんから設計図を託された時、彼女の事も不安要素であると伝えられていた。<br />
<br />
『悪魔の子』ニコ・ロビンの動向に注意せよと。<br />
<br />
だが本当の彼女はどうだ。<br />
ただ、真実の歴史を追及したいだけの普通の女性だった。<br />
いや・・・、普通じゃねェか。<br />
普通の女は、能力なんて持ってねェ。<br />
普通の女は古代文字なんて読めねェ。<br />
普通の女は『真の歴史の本文（リオ・ポーネグリフ）』なんて追い求めねェ。<br />
<br />
だけど、仲間のことを本当に心から想う優しい女だった。<br />
<br />
彼女には古代兵器だろうが何だろうが全く関係なかった。<br />
麦わらたちが幸せでいることが、彼女にとって一番重要なことだったんだ。<br />
そして、あいつらの為なら自分が犠牲になる事も厭わない。<br />
<br />
そんな彼女の為に、オレは思わず身体を張った。<br />
ためらいの橋の袂で地雷をくらったが、彼女の楯になる為に倒れるわけにはいかなかった。<br />
なんでかなんかわかんねぇ。自然と身体が動いたんだ。<br />
ロビンを救う事に命を懸ける麦わらたちのように、オレも彼女を守りたいと思ったんだ。<br />
<br />
そして、オレも彼女の仲間になった。<br />
他のやつらと同じように、オレも彼女と笑いあえる。<br />
そう思った矢先・・・。<br />
<br />
「─── 私、あなたに避けられてるのかしら・・・」<br />
<br />
不意にロビンが話し始めた。<br />
長い沈黙だったから油断した。あまりにも唐突だったから、心の準備が間に合わなかった。<br />
<br />
「な・・・、何がだ？」<br />
<br />
また裏返る声。<br />
何なんだ、今週のオレはサイテーじゃねェか。<br />
<br />
「あの時から・・・、あなた私と目も合わせてくれないわ」<br />
「そんなこたぁ・・・」<br />
<br />
ねェよ、とは言えなかった。<br />
事実、オレは彼女を避けてた。<br />
いや、避けたくて避けてんじゃねェ。<br />
正直、どうしていいかわかんねェんだ。<br />
<br />
あの時・・・。<br />
このサニー号で出航した初日、実際の運行でチェックしたい事がいろいろあったオレはその日の見張り番を買って出た。<br />
夜中、舵輪のところでのんびり潮風に吹かれてたオレのところに、彼女はやってきた。<br />
そして、礼だと言ってオレに身を投げ出してきたんだ。<br />
オレは焦った。<br />
正直、こういう場面には慣れちゃいねェ。<br />
正直、苦手だ。<br />
もちろん、相手が商売女だったらいくらでも相手してやる。<br />
しかし、彼女はそういう相手ではない。<br />
簡単に手を触れられる相手ではない。<br />
何より、仲間なんだ。<br />
オレは必死で押さえた。<br />
彼女にも告げた。<br />
安売りすんじゃねェと。大事にしろと。<br />
<br />
彼女は、泣いた。<br />
<br />
その涙を見て、オレは自分の行動が正しいことを実感した。<br />
しかしもう１つ、別の事も実感してしまった。<br />
<br />
オレは、彼女のことを特別に想ってやがるんだ。<br />
<br />
でもそんな事言えやしねェ。<br />
だってオレ達は仲間なんだ。<br />
同じ船に乗る、仲間なんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「─── ないことは、ないでしょ？」<br />
<br />
そんなオレの気持ちを知らないロビンが悲しそうに言った。<br />
<br />
「事実、今もあなたは私の方を見てくれてはいないわ」<br />
<br />
その言葉にオレは思わず彼女を見た。<br />
彼女は泣いていた。<br />
<br />
涙にくれる彼女はとても綺麗で・・・、オレは思わず見惚れた。<br />
いや・・・、ていうか・・・。<br />
<br />
泣かしてるのはオレじゃねェか！！！<br />
<br />
「ごめんなさい。あんなこと・・・しなければ良かったわね」<br />
「あ、あんなことって・・・」<br />
<br />
オレは自分が彼女を泣かしているという事実にうろたえていた。<br />
<br />
「そうよね。これから一緒に旅を続ける仲間だっていうのに、私がしたことなんて迷惑以外の何ものでもなかったわね」<br />
<br />
違う！そうじゃねェんだよ。何つーか、その、アレだ・・・。<br />
<br />
思ってはいても、声には出せない。<br />
しかし、黙ってはいられない言葉がロビンの口から飛び出した。<br />
<br />
「そうすればあなたに嫌われる事もなかったわ・・・」<br />
<br />
「き・・・！」<br />
<br />
オレは思わず立ち上がって叫んでいた。<br />
<br />
「嫌ってるわけねェだろォォォ！？」<br />
<br />
ロビンは驚いたように目を真ん丸くしてオレを見つめる。<br />
オレも、彼女から目を離さなかった。<br />
<br />
「嫌いなわけ、ねェだろう・・・」<br />
<br />
やべェ、オレ何言ってんだ。<br />
<br />
オレは自分の顔がどんどん熱くなるのを感じた。<br />
身体の前半分がサイボーグでも、そういうのは変わらない。<br />
<br />
「─── わけ、ないの？」<br />
<br />
ロビンがオレを見つめたままつぶやいた。<br />
<br />
「ん？」<br />
「嫌いなわけ、ないの？」<br />
<br />
目に涙を浮かべたまま、嬉しそうににっこりと笑う。<br />
<br />
「私のこと、嫌いなわけ、ないのね」<br />
<br />
くっそ、この笑顔は卑怯だぜ。<br />
オレは思わず彼女を抱き寄せていた。<br />
<br />
「フ・・・ランキー？」<br />
「悪ぃ・・・」<br />
<br />
はじめこそ少し身体に力が入っていたが、ロビンはすぐに力を抜きオレに身を任せた。<br />
上背はあるが、細い身体。<br />
こんな身体で今まで１人で頑張ってきたんだよ、このオンナは。<br />
<br />
オレは壊さないように、だけど抱きしめる腕に力を込めた。<br />
<br />
「・・・悪かったよ。おめぇを悲しませるつもりはなかったんだ」<br />
「・・・・・」<br />
「ただ・・・」<br />
<br />
ここまで言って、オレは言葉に詰まった。<br />
ただ、なんなんだよ。<br />
ただ、オレは。<br />
ただ・・・。<br />
<br />
「ただ・・・？」<br />
<br />
オレの胸に顔をうずめていたロビンが見上げる。<br />
<br />
「ただ・・・、くっそ・・・おりゃーこういうことは慣れてねェんだよ！」<br />
<br />
オレは照れくさくてロビンから目を逸らした。<br />
<br />
「慣れ・・」<br />
「慣れてねェからどうしていいかわかんねーんだよ！それだけだ！！！畜生！！！」<br />
<br />
ロビンがさっきと同じように目を真ん丸くする。<br />
彼女に口を挟ませないように、オレはまくし立てた。<br />
<br />
「おめぇを泣かせる気なんざなかった。オレだって避けたくて避けてたわけじゃねょ。ただ、どうしたらいいのかわかんなかっ・・・」<br />
<br />
オレの言葉が止まる。<br />
ロビンの白い手がオレの頬に触れたかと思うと、柔らかい唇がオレのそれをふさいでいた。<br />
そして・・・、ゆっくりと離れる。<br />
<br />
「・・・嫌われてないのなら、それでいいの。それが聞けただけで私はすごく嬉しいわ」<br />
「・・・嫌いなわけねェだろ」<br />
<br />
オレはもう一度彼女に伝えた。<br />
ロビンはふふっと笑って、もう一度オレの胸に顔をうずめる。<br />
<br />
「嬉しい」<br />
<br />
彼女はもう一度言った。<br />
オレはそんな彼女を抱きしめる腕に、もう一度力を込めた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
・・・オレはふと気づいた。<br />
<br />
「・・・おめぇ、オレにばっかり言わせてるけどおめぇはどうなんだよ。おめェはなんでオレに・・・」<br />
<br />
ロビンは眼だけオレに向ける。<br />
眼だけで、にっと笑った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「─── しかし、ロビンちゃんがねェ・・・」<br />
<br />
サニー号のみかん畑。<br />
収穫中のサンジは、一休みと称して手すりにもたれながらタバコをくゆらしていた。<br />
<br />
昨日の夜、彼がダイニングで翌日の仕込みをしていたところに、ふらっとロビンがやってきた。<br />
相談にのって欲しいと。<br />
レディの頼みを断れるわけなんてないサンジは、一も二もなく耳を傾けた。<br />
それは彼にとっては驚くべき内容だった。が、予想もついていた。<br />
<br />
彼女がフランキーに惚れている、ということ。<br />
<br />
サンジを含む麦わらの一味は最初こそフランキーとはいがみ合っていたが、共に戦ううちに情の深い好い奴だとわかった。<br />
変態ではあるが・・・。<br />
彼にとって正直少しショックではあったけど、でも、彼女が惚れるのも判る気がする。<br />
それに、フランキーも。<br />
最近のフランキーの態度は彼にとってわかりやすいくらいだった。<br />
わかりやすいくらい避けてるのは、好きな証拠だ。<br />
<br />
ラブコックをナメんなよ。<br />
<br />
サンジがふっと笑う。<br />
<br />
ただ、今のままでは関係がギクシャクしてしまっている。<br />
そこで彼はロビンの相談を受けたのだ。<br />
今の状態を打開する方法はないのかと。<br />
<br />
彼は一つ提案した。<br />
<br />
最近フランキーはコーラの補充をしてないから、遅かれ早かれ補充にやってくる。<br />
その時を狙ってダイニングで待っていれば、二人きりになれるんじゃないかと。<br />
いつ来るか決まってる訳ではないので賭けではあったが、神様はロビンに味方した。<br />
このみかん畑からリーゼントをへろへろにしたフランキーがダイニングに向かうのを見た時、サンジは心の中でにやりと笑っていた。<br />
それからフランキーははまだダイニングから出てきていない。<br />
<br />
話がうまく言ってるといいけどな・・・。<br />
<br />
「─── サンジくん？サンジくん！さぼってないで手伝って！！！」<br />
<br />
ナミの、少し怒ったような声が聞こえる。<br />
その声に、サンジは咥えていたタバコをもみ消した。<br />
<br />
女の子はみーんな幸せにならねーとな。<br />
<br />
サンジはにっと笑うと、みかんのかごを抱えて睨むナミの元へ急いだ。<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/sweet%20lil-%20devil%E3%80%80%E3%80%80starring%EF%BC%9Afranky%20%EF%BC%86%20robin" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
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    <id>novelonepiece2.side-story.net://entry/9</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%9F%AD%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/%E8%A1%9D%E5%8B%95%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20%EF%BC%9A%20usopp" />
    <published>2011-10-16T20:38:59+09:00</published> 
    <updated>2011-10-16T20:38:59+09:00</updated> 
    <category term="短いお話" label="短いお話" />
    <title>衝動　　　Starring ： Usopp</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<strong>しょう‐どう【衝動】</strong><br />
&nbsp; １. 外から強い力や刺激を受けて心を動かすこと。<br />
&nbsp; ２. 動作または行為を行おうとする抑えにくい内部的な欲求。目的が完遂することによって消滅する。「叫びたい―に駆られる」「―を抑える」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
─── ずっと、ずっと考えてたんだ。<br />
オレはこの一味に必要なのかということ。<br />
<br />
オレはルフィみたいに超人的な能力があるわけじゃねェ。<br />
ゾロみたいに強くもタフでもねェ。<br />
ナミみたいに航海に必要な人材でもねェ。<br />
サンジみたいに全員の胃袋の管理も出来ねェ。<br />
チョッパーみたいに命を助けることなんて出来ねェ。<br />
ロビンみたいに生き抜く術も持ってねェ。<br />
<br />
オレの、この一味における存在意義がわからなくなった頃、大事件が起きた。<br />
<br />
メリー号と別れる。<br />
<br />
ありえないことだった。<br />
東の海のオレの村から、このウォーター・セブンまでオレたちを運んでくれた、いわばオレたちの『命』。<br />
そんな『命』と離れるなんて、オレには考えられない。<br />
<br />
いらなくなったら、捨てるのか？<br />
ここまで運んでくれた、大事な仲間を。<br />
<br />
オレは知らない間に、メリーと自分を重ねていた。<br />
<br />
オレのことも、いらなくなったら捨てるのか？<br />
<br />
今思えば、バカバカしい事だと思う。<br />
でも、その時はそうとしか考えられなかったんだ。<br />
<br />
メリー号をめぐって、ルフィと決闘した。<br />
ハナから勝てるはずはなかった。勝てるとは思ってはなかった。<br />
でも、そうせざるを得なかった。<br />
<br />
もちろん、メリーがオレにとって大切なものだったからというのが一番の理由。<br />
でも・・・オレは、多分理由をつけて一味を離れたかったんだ。<br />
この一味における存在意義はないと思ってたから。<br />
オレは、この一味には必要ないと思ってたから。<br />
これから先、どんどん強い奴らが相手になってくる。<br />
そいつらと戦う時の足手まといにはなりたくなかった。<br />
だって、オレには何もない。<br />
誇れるものが何もない。<br />
<br />
誇り高き海の男になるのがオレの夢だけど、その時のオレはその夢さえもみれてなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
だけどオレは、未だ一味に残っている。<br />
一度は離れた。<br />
でも、運命は不思議なもの。<br />
離れたはずなのに、離れられなかった。<br />
<br />
ロビンを護送する海列車に、オレもひょんなことから乗せられていた。<br />
そして、ロビンを救う為みんなと戦った。<br />
それでもやっぱり、戦いでは役に立てない。<br />
足手まとい、そう思ったときだった。<br />
<br />
助けに来てくれたサンジがオレに言った。<br />
<br />
<br />
<strong>『命がありゃいい。誰にでもできる事とできねェ事がある。<br />
・・・状況は最悪だ。・・・最悪の事態には必ず相応のチャンスが眠ってるもんだ。<br />
こいつの鍵はオレに任せろ。お前にできねェ事はオレがやる。おれにできねェ事をお前がやれ！<br />
よく考えろ。状況を読め！！！<br />
<br />
お前がいれば、ロビンちゃんは必ず救えるんだ！ウソップ！！！』</strong><br />
<br />
<br />
その言葉で視界が開けた。<br />
<br />
何も出来ないと思っていたオレにも、できる事がある。<br />
オレにできる事は何だ？<br />
負けないものは何だ？<br />
オレにできる事。<br />
オレは。<br />
<br />
<br />
<strong>オレは、射撃なら誰にも負けない。</strong><br />
<br />
<br />
オレはみんなが決死の思いで集めた手錠の鍵を、彼方に見えるためらいの橋の上のロビンとフランキーに届けた。<br />
普通の銃では届かない。<br />
オレの射撃の腕と、空島でもらった貝で強化したパチンコ、&ldquo;カブト&rdquo;がないと届かない。<br />
オレがいなければ、ロビンは救えなかった。<br />
もちろん、オレだけのおかげではない。<br />
でも、オレもいたからロビンを助けることができた。<br />
<br />
それは誇りに思っていいだろ？<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
メリー号に変わる新しい船、サニー号の甲板で潮風に吹かれながら、オレはそんなことを思っていた。<br />
<br />
メリー号。<br />
ホントはオレだってわかっていたんだ。<br />
メリーがもう走れないって事。<br />
<br />
でも。<br />
メリーは最後の力を振り絞って、砲撃が降り注ぐ中、オレたちを助けに来てくれた。<br />
メリーも、自分にしか出来ないことをやってのけたんだ。<br />
<br />
もう充分だよ。<br />
オレも、もう弱音は吐かない。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
心が折れそうになったら、サンジのあの言葉とメリーの勇姿を思い出すよ。<br />
そうすれば、オレにだってできる事があるって思い出せる。<br />
<br />
それが、オレを突き動かす衝動になるんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%9F%AD%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/%E8%A1%9D%E5%8B%95%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20%EF%BC%9A%20usopp" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>novelonepiece2.side-story.net://entry/8</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%9F%AD%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/gimme%E3%80%80your%E3%80%80love%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20%EF%BC%9A%20sanji" />
    <published>2011-10-15T21:45:40+09:00</published> 
    <updated>2011-10-15T21:45:40+09:00</updated> 
    <category term="短いお話" label="短いお話" />
    <title>GIMME　YOUR　LOVE　　　Starring ： Sanji</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[こんなのは初めてだ。<br />
<br />
正直に言うと、オレは今まで女のコに不自由したことってなかった。<br />
自慢じゃないけど、見た目も、物腰も話術も人よりは秀でてると思う。<br />
おかげで、もちろん１００発１００中とはいかねェけど、必要な時には女のコはそばにいた。<br />
その時々で同じ女のコの時もあれば、違うコの時もある。<br />
長期間の愛なんて必要ない。<br />
その時その時が楽しければそれで良かった。<br />
もちろん、逢ってる時はそのコのことをお姫様にしてあげる。<br />
期間限定でも心から大事にする。<br />
<br />
それは当然のことだろ？<br />
おざなりに扱うなんて、そんな失礼なこと出来ねェよ。<br />
<br />
それにそのコもオレと逢ってる時はホントに楽しそうにしてくれてる。<br />
オレはそれで良かったんだ。<br />
<br />
今までは。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
彼女だ。<br />
これはみんな彼女のせいなんだ。<br />
<br />
肩までの艶やかなオレンジの髪、気が強そうだがまっすぐな瞳、バランスのいい抜群のスタイル、そしてまぶしい笑顔・・・。<br />
<br />
彼女を海上レストランバラティエで一目見た瞬間、今までの価値観が音を立てて崩れた。<br />
オレはその時、オレ好みのきれいな女のコを口説いてた最中だったってのに、彼女から目を離せなかった。<br />
同じテーブルに座った男２人と楽しそうに話をしている。<br />
そこに麦わらの雑用が親しげに話しかける。<br />
<br />
あいつの、仲間だったのか・・・。<br />
<br />
そう気づいた瞬間、オレの足は自然とそのテーブルに向かって行った。<br />
<br />
<br />
<strong>『ああ海よ、今日という日の出逢いをありがとう。<br />
ああ恋よ❤この苦しみに耐え切れぬ僕を笑うがいい。<br />
僕は君となら海賊にでも悪魔にでも成り下がれる覚悟が今できた❤<br />
しかし、なんという悲劇か！僕らにはあまりに大きな障害が・・・！！！』</strong><br />
<br />
<br />
ステップも軽やかに、ミュージカル調に彼女に語りかける。<br />
きれいな女のコを見れば、思わずこんな感じで語りかけてしまうオレの癖。<br />
たいていはびっくりされるけど、その後はオレに興味をもってくれる女のコが多い。<br />
まあ、興味を持ってくれなければ、オレもそれ以降はそのコに構うことはないんだけど・・・。<br />
<br />
─── で、彼女の場合は。<br />
普通、だった。<br />
驚くわけでも、ひくわけでもない。<br />
ただ、無反応。<br />
<br />
こんなのは初めてだ。<br />
どうにかしたかった。<br />
どうにかして、オレに興味を持ってもらいたかった。<br />
<br />
そんなことを考えたのも初めてだった。<br />
<br />
だけど、その後すぐオレもオーナーのクソジジイとやり合っちまったから、その時はそれで終わっちまった。<br />
<br />
でも、ここでフォローしとかなきゃ男じゃねェだろ？<br />
お詫びと称して彼女に大サービス。<br />
ようやく彼女は反応してくれる。<br />
オレにかけてくれる言葉・・・、もちろんさらなるサービスを期待してのことだってわかってるけど、そんなことはどうでもいい。<br />
同じテーブルの他の男共が騒いだって知るかよ。<br />
オレは彼女だけにサービスしてぇんだ。<br />
<br />
彼女と出逢ったこの奇跡を、無駄にしたくねェんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
その後、いろいろあってオレは麦わらの船長の船に乗り込むことになった。<br />
オレの夢、オールブルーを見つけるという夢の為に。<br />
この船長の人間としての魅力もそうだが、それと同じくらい彼女のそばにいられるという事もオレにとっては仲間になるという決断をした要因だ。<br />
それらがなければ、オレはバラティエを離れていなかった。<br />
<br />
仲間達と過ごすうち、初対面ではわからなかった彼女の人となりが少しづつわかってきた。<br />
<br />
彼女は、気高く強い。<br />
<br />
そりゃ、びっくりするくらい金や宝への執着はすごいが・・・。<br />
<br />
でも、そんじょそこらではへこたれない。<br />
弱音だって吐かない。<br />
オレ達の航海は自分にかかっているんだという誇りと自信が、彼女を突き動かしている。<br />
<br />
オレは、惚れた。<br />
惚れないわけないだろ？<br />
きっと、初めて逢った時から惚れていたんだろうけど、本格的に、もう、自信を持って惚れていると断言できる。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
だから、オレは彼女に『好きだ』と伝える。<br />
伝え続ける。<br />
ヤバイな、オレ。<br />
もう自分の中に留めておいたらパンクする。<br />
それくらいに、彼女に惚れちまってるんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
だから、オレにとって大事な彼女の呼び方もそこらとは同じようには呼べない。<br />
呼び捨てなんてもっての他。<br />
オレは通常、女のコのことは愛を込めて『ちゃん付け』して呼ぶんだけど、彼女のことはそうは呼べなかった。<br />
最大級の愛を込めて、『さん付け』をする。<br />
<br />
『さん付け』なんて初めてだよ。<br />
<br />
だけど、初めてそう呼んだ時、自分でもびっくりするくらいスムーズに呼べた。<br />
それがオレにとって当たり前かのように。<br />
彼女のことをそう呼ぶ度に、彼女はオレにとって特別なんだと実感するんだ。<br />
<br />
だから、何度も呼ぶ。<br />
何度だって呼ぶ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
オレが愛情を注ぐ当の彼女は、そんなオレには目もくれない。<br />
でも、邪険に扱われてもオレは気にしない。<br />
彼女のそばにいられることが嬉しいから。<br />
わかってるよ、オレの過剰な愛情が彼女にとって必ずしも嬉しいことじゃないこと。<br />
<br />
でも・・・。<br />
<br />
最近その彼女の態度が少し変わったような気がするのは気のせいだろうか。<br />
気のせいでもなんでもいいよ、オレはそう感じるんだから、なんて思ってしまうオレは、相当やられてるみてぇだな。<br />
だって、彼女がオレを『くん付け』で呼ぶ声が優しくなったような気がするんだ。<br />
<br />
そう、彼女はオレのことを『くん付け』で呼んでくれる。<br />
<br />
他の奴らは呼び捨てだぜ？<br />
特別にオレのことだけをそう呼んでくれるんだぜ？<br />
これを喜ばずして、どうだってんだ。<br />
そういうところにオレは彼女の愛を感じるんだ。<br />
<br />
イタイよ。わかってるよ、そんなこと。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
でもさ。<br />
ぶっちゃけ、もっとわかりやすく愛を感じたい時もある。<br />
もう少し、愛をくれてもいいんじゃないかって思う事もある。<br />
でも、しょうがねェ。オレが惚れた彼女はそういう彼女なんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
でも、もうちょっと。<br />
もうちょっとだけ・・・。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%9F%AD%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/gimme%E3%80%80your%E3%80%80love%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20%EF%BC%9A%20sanji" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
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    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
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    <id>novelonepiece2.side-story.net://entry/7</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%9F%AD%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/i-m%20in%20love%EF%BC%9F%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20-%20nami" />
    <published>2011-10-15T21:27:10+09:00</published> 
    <updated>2011-10-15T21:27:10+09:00</updated> 
    <category term="短いお話" label="短いお話" />
    <title>I&#039;m in LOVE？　　　Starring : Nami</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[最初はね、そんなこと思ってなかった。<br />
１人の時はそんなこと思ってなかったわよ。<br />
<br />
むしろ、ウザかった。<br />
<br />
可愛いだの、きれいだの、ステキだの、好きだ、だの、簡単に言う男なんて信用できるわけないじゃない？<br />
私の見た目が可愛いとかきれいとかステキとか、そんなの言われなくたってわかってるもの。<br />
彼に言われる前から、私はいろんな男達にそういうこと言われてきたから。<br />
まあ、この一味に入ってからは言われてなかったけどね。彼が入ってくるまでは。<br />
<br />
好きだ、って言う言葉も毎日言われりゃありがたみもなくなるってもんじゃない？<br />
この言葉って、もっと重い言葉のはずだもの。もっと大事な言葉のはずだもの。<br />
<br />
彼が言うのを聞いてたら、私が好きだって言うことが辛口海鮮パスタが好きだって言うのと同じイミに聞こえてきちゃう。<br />
<br />
─── まあね、見た目はね。超ーう客観的に見てカッコいいと思うわよ。<br />
サラサラで柔らかそうなキレイな金髪。スラリとした無駄のないスタイル。深く濃いブルーの瞳・・・。<br />
今までタバコ吸う男なんて嫌いだったけど、彼の場合は何故か別に気にはならないし・・・、それに笑った時の顔なんてステキだと思う。・・・ちょっとだけね。<br />
<br />
性格も・・・、まあ見てればわかるけど、彼は本当に優しい。<br />
女性にだけだって口では言ってるけど、同じ男性にだって優しい。<br />
何だかんだ言って、ウソップやチョッパーは結構彼に励まされたりしてる。<br />
<br />
・・・って、客観的に見てよ！客観的に見ての話！！今まで褒めたのは全部客観的な話！！！<br />
だから、だから何とも思ってなかった。<br />
<br />
むしろ、ウザかったのよ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
その気持ちが少し変わってきたのは・・・、多分あの頃。<br />
ビビが仲間に加わったくらいの頃。<br />
<br />
可愛いだの、きれいだの、ステキだの言う言葉が、私だけにじゃなくなった。<br />
ビビにも同じようにハートを飛ばす。<br />
<br />
そうか、私じゃなくてもいいんだ。<br />
きっと、彼にとっては女のコなら誰でもいいんだ。<br />
ただのオンナ好きだったってことね。<br />
<br />
─── そう思って気づいた。<br />
<br />
あれ？私何言ってるの？<br />
なんかこの言動、ジェラシーっぽくない？<br />
ウザいんでしょ？彼の言葉なんて信用してないんでしょ？<br />
オンナ好きだなんて、最初からそう思ってたじゃない。知ってたじゃない。<br />
なのに、どうして今さらそう思うの？<br />
どうして、ショックを受けてるの？<br />
<br />
え！？・・・ショック？<br />
私ショック受けてるの・・・！？<br />
なんで？<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
もう１つ気になることがある。<br />
彼は私のことを『ナミさん』と呼ぶ。<br />
でも、ビビのことは『ビビちゃん』って呼ぶ。<br />
<br />
どうなの？これ。<br />
<br />
ずっと一緒にいる仲間なのに『さん付け』なんてすっごい他人行儀じゃない。<br />
別に『ちゃん付け』で呼ばれたいわけじゃない。呼び捨てだってイマイチ。でもどちらも『さん付け』よりは壁を感じない。<br />
<br />
彼が『ナミさん』って『さん付け』で呼ぶから、私も対抗して『くん付け』で呼んでみた。<br />
他の仲間は呼び捨てなのに。<br />
壁があるでしょ、って、気づかせる為に。<br />
でも私のそんな気持ち、まるで彼はわかってないみたい。<br />
彼は毎日毎日、私の名前を嬉々として『さん付け』で連呼する。<br />
ナミさん、ナミさんと彼がそう呼ぶたびに、私の心にモヤがかかる。<br />
<br />
混乱してきた。<br />
彼は私にとってどうでもいい相手なんでしょ？<br />
ただの、仲間でしょ？<br />
<br />
なのに・・・、私はどうしたいの？<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
自分の気持ちをもてあましてた頃、傍にやってきたチョッパーが不意に私に言った。<br />
<br />
「サンジは本当にナミの事が好きなんだな」<br />
<br />
ニコニコしながら言うチョッパーに、私は怪訝な表情を向ける。<br />
<br />
ぽかぽかと暖かい昼下がり。<br />
私は長いすとパラソルを出してきて、甲板でのんびり本を読んでいたところだった。<br />
<br />
「・・・あんなの、どんな女のコにも言ってることじゃない」<br />
<br />
ついさっきも、飲み物を持ってきたついでに『好きだ』と言ってきた。<br />
もう、口癖みたいなもんなんじゃない？<br />
そばに居座りそうになるところを、何とか追い返したのよ。<br />
<br />
だって、そばにいられたら平常心でいられなくなる。<br />
イライラ、モヤモヤしてしょうがないのよ。<br />
<br />
「可愛いとかステキとか言うのは他のコにも言ってるかもしれないけど、『好きだ』って言うのはナミにだけだよ」<br />
「そんなことないわよ」<br />
「そうだって。おれ、他は聞いたことないよ」<br />
<br />
・・・そう言われて思い返してみた。<br />
<br />
『<font style="font-size: xx-small;">ん</font>ナミさん、好きだァ～❤』<br />
<br />
は、毎日何度となく聞くけど、<br />
<br />
『ビビちゃん、好きだァ～❤』<br />
<br />
は、聞いたことない、かも。<br />
いや、でも、そんなの私がいるところで言ってないだけかもしれないし・・・。<br />
<br />
でも、チョッパーの次の一言が私にとって重要な一言となった。<br />
<br />
「サンジにとってナミは特別なんだな。だって『さん付け』だもんな」<br />
<br />
「え？」<br />
「ナミにとってもサンジは特別だろ？アイツのことだけ呼び捨てじゃないもんな」<br />
「・・・・・」<br />
「おれは恋愛ってあんまりわかんないけど・・・。なんか、いいよなぁ、楽しそうで」<br />
<br />
そう言って、チョッパーはみかん畑の方に目を向ける。<br />
<br />
「あ！！！ルフィそれ、食いモンじゃねーぞ！！！薬にする為に乾燥させてるのに、食うなよー！！！」<br />
<br />
チョッパーはみかん畑の方へダッシュ。<br />
<br />
「えー、これ普通にカエルの干物じゃねェのかよー・・・」<br />
<br />
逃げるルフィの声が遠くで聞こえる。<br />
<br />
私はチョッパーに言われたことを反芻していた。<br />
彼にとって、私は特別？<br />
だって『さん付け』されてんのよ？他人行儀な扱い受けてんのよ？<br />
でも・・・、でも彼の私に対する態度は他人行儀なんかじゃない。<br />
<br />
むしろ、真逆。<br />
<br />
・・・特別、なのかな。ホントに？<br />
チョッパーに言われた事が、私の心の中に広がっていく。<br />
私は彼にとって特別なのかな？<br />
私のことを『さん付け』する彼、毎日毎日飽きもせず『好きだ』と言い続ける彼・・・。<br />
<br />
そうだ、もう１つあった。<br />
彼は、女性陣を呼ぶ時必ず私を先に呼ぶの。<br />
<br />
『<font style="font-size: xx-small;">ん</font>ナミすゎ～ん❤、ビビちゃァ～ん❤』って。<br />
<br />
私を必ず先に呼ぶのは、私が特別だから？<br />
<br />
・・・な訳ないじゃない。たまたまよ。<br />
っていうか、特別だろうが何だろうが関係ないじゃない。<br />
私、彼のことなんとも思ってないんでしょ？<br />
ウザいって思ってたんじゃなかった？<br />
<br />
でも。<br />
<br />
彼にとって私は特別なのかも、と少し思うだけでちょっと気持ちがほころんでくる。<br />
モヤが晴れる気がする。<br />
残念だけど、それは事実。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
その気持ちが『恋』なんだということ。<br />
そう自覚すること、納得するのは、意地っ張りな性格も手伝ってもう少し後のこと。<br />
<br />
<br />
<br />
もう少し。<br />
もう少し・・・。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%9F%AD%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/i-m%20in%20love%EF%BC%9F%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20-%20nami" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
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    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
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    <id>novelonepiece2.side-story.net://entry/6</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%B5%90%E6%A7%8B%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%81%84%E3%82%86%E3%82%81%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%92%E5%A4%9C%E3%80%80%EF%BD%96%EF%BD%93%E3%80%80usopp%E3%80%80%EF%BC%88r18%EF%BC%89" />
    <published>2011-10-15T20:57:28+09:00</published> 
    <updated>2011-10-15T20:57:28+09:00</updated> 
    <category term="結構長いお話" label="結構長いお話" />
    <title>わるいゆめ　　　第２夜　ＶＳ　Usopp　（R18）</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[「おい、ナミ！」<br />
<br />
ウソップが私を呼ぶ。<br />
<br />
「悪いけど、お前に頼みがあんだよ」<br />
<br />
そう言って、彼は私に両手から少しはみ出すくらいの大きさの細長い箱を手渡した。<br />
<br />
「何よ、頼みって」<br />
<br />
私はいぶかしげにその箱を見つめる。<br />
<br />
「お前、モニターになってくんない？」<br />
<br />
ウソップが私に両手を合わせる。<br />
<br />
「お前しかいねェんだよー」<br />
「お前しかって・・・なんで私？・・・これ何？」<br />
<br />
私は見るからに怪しげな箱から眼を離せなかった。<br />
<br />
「これ、カヤに贈ろうかと思ってんだけどさ、やっぱり使用感とかそういうのリサーチしとかないとと思ってさ」<br />
<br />
カヤ、とは、ウソップの生まれた村に住む大富豪のお嬢様。<br />
両親を病気で亡くして気落ちして寝込んでいたんだけど、ウソップが毎日色々なホラ話を聞かせに行っていたおかげでだいぶ元気になった。<br />
執事に化けていた海賊を私たちが・・・というかルフィとゾロが、もちろんウソップもだけど、倒したという縁で、今私たちが乗るゴーイング・メリー号をもらったのだ。<br />
<br />
・・・あれ？私、今メリーに乗ってる？<br />
・・・そうよね、そうよ。メリーじゃない。他に何があるってのよ。<br />
<br />
─── で、話は戻るけど、ウソップは村を離れてからちょくちょくカヤと手紙のやり取りをしてるみたい。<br />
よく甲板の隅っこで、嬉しそうな顔をして手紙を読むウソップの姿を見かけるし。<br />
そのカヤに渡すプレゼント。私がモニターって・・・。<br />
<br />
「何なの？これ」<br />
<br />
私はもう一度尋ねながら、その箱を振った。<br />
重くもなく軽くもない物。中でごろごろと何かが転がってる。<br />
<br />
「おっと、今ここで開けんなよ」<br />
<br />
ウソップが慌てて言った。<br />
<br />
「何でよ、見せられない物なの？」<br />
「まあ、あんまり見せたくねえな」<br />
「・・・そんな物のモニター・・・。・・・私じゃないとダメなの？」<br />
「女が使うものだからなァ」<br />
「・・・女が使うもの？・・・私じゃなくてもロビンだっているじゃない」<br />
「まあ、ロビンも考えたんだが・・・。お前のほうがカヤと歳が近いし」<br />
「・・・・・？」<br />
「同年代ってことで、感覚もお前と似てんじゃねェかと」<br />
<br />
ウソップはなぜか、『感覚』というところを強調した。<br />
<br />
「まあいいけど・・・・・モニター料１０万ベリーね」<br />
<br />
私はにっと笑う。<br />
<br />
「そんな金ねェよ！！！」<br />
「私がタダでするわけないでしょう？」<br />
「いや、お前がそう言うだろうってのはわかってたけど・・・、巨額請求過ぎる」<br />
<br />
ウソップがため息をつく。<br />
<br />
「まあ、それが気に入ったらお前にやるからそれでマケてくれよ」<br />
「気に入んなかったらどうすんのよ」<br />
「そん時は払うよ・・・、５千ベリー」<br />
「ダメ、１０万」<br />
「んな金ねぇって言ってんだろ！５千ベリーだって破格だっつの！・・・大丈夫、絶ぇっ対気に入るから」<br />
「・・・自信ありげじゃないのよ」<br />
「当たり前だろ？自信作だよ。天候棒（クリマ・タクト）と張るくらいだな」<br />
<br />
そう言ってウソップは胸を張る。<br />
<br />
「・・・あ、そういや今日、ロビンが見張り当番だったろ？今日の晩、１人になった時にでも開けてみろよ」<br />
「・・・１人になった時じゃないとダメなの？」<br />
「まあ、ロビンもいる時じゃムリだろうな。・・・じゃ、頼んだぜ」<br />
<br />
ウソップは意味ありげに、にっと笑ってダイニングの方に歩いて行った。<br />
<br />
何だってのよ・・・。<br />
<br />
箱を開けるのは今日の晩、と言われたけど、そんなの待てるわけないじゃない。気になってしょうがないわよ。<br />
私は早速部屋に向かった。<br />
部屋に入ると、ロビンはそこにいなかった。後甲板辺りで本でも読んでるのかもしれない。<br />
私はソファに座ると、すぐさま箱を開いた。<br />
<br />
そこに入っていたモノに・・・、私は目を疑った。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「な・・・に？コレ・・・」<br />
<br />
箱の中に入っていたモノ、それは、１本の棒だった。<br />
<br />
棒と言っても細いものじゃなくて・・・、太さは私の手首より一回り小さいくらい。<br />
中に芯があり、全体が張りのあるゴムのようなもので覆われている。<br />
長さは２０センチほど。一方がもう一方と比べて少し太い。<br />
細い・・・と言っても太さはそうは変わらないんだけど、そっちの方の先の形はものすごく特徴があった。<br />
<br />
私はコレ、見たことがある。<br />
こういうのじゃなくて、ホンモノを。<br />
<br />
そう、コレは・・・男性器をかたどった玩具だったのだ。<br />
<br />
私は手の中のソレをまじまじと見つめた。<br />
<br />
「何をプレゼントするつもりなのよ！ナニを！！！」<br />
<br />
思わず声に出して叫ぶ。<br />
<br />
カヤってお嬢様でしょ？こんなモノ使うわけないじゃない！<br />
何！？それともそういう仲だったってわけ！？<br />
て言うか、私がこのモニターって何！？<br />
私がコレ使えって言うこと！？<br />
私はこんなモノ使うって思われてるってこと！？<br />
失礼にも程がなくない！？<br />
<br />
「１０万ベリーどころじゃないわよ・・・、１００万もらったってやんないわよ！！！」<br />
<br />
突っ返してやる。<br />
そう思って箱に戻そうとして・・・、ふとそのモノの細工に目がいった。<br />
結構細部まで作りこんである。<br />
<br />
「コレ・・・、ウソップが作ったのよね・・・」<br />
<br />
カリの部分とか、裏筋部分とかホントに良く出来てる。<br />
色も肌色と茶色の中間くらい。ウソップの肌の色に似てるかも。<br />
<br />
「コレ・・・もしかして・・・」<br />
<br />
ウソップのモノをかたどった物なのかしら・・・。<br />
そうだとすると・・・、かなり大きくない？<br />
<br />
私はソレから目を離せなかった。<br />
でも、はた、と気づいた。<br />
<br />
・・・って、ソレがどうしたのよ！！！<br />
だからどうだってのよ！！！<br />
<br />
でもどうしても、私はソレを箱にしまいこむことが出来なかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
私はソレを握ったまま、しばらく硬直していた。<br />
そして、頭の中を良からぬ事がはばをきかせ始める。<br />
<br />
・・・興味がないことはないのよ。<br />
試してみたい気持ちがないわけじゃない。<br />
だって一応・・・、私も健康的な女性だし・・・。<br />
<br />
まじまじとソレを見つめる。<br />
<br />
・・・ちょっと、試してみようかな・・・。<br />
でも、試しちゃうと返せなくなっちゃう・・・。<br />
・・・捨てた、って言っちゃえばいいかな・・・？<br />
でも・・・。<br />
<br />
しばらくの葛藤の末、出した答えは・・・。<br />
<br />
「よし！ムカついて海に捨てちゃったって言おう！！！」<br />
<br />
そう決心すると、私はソレを両手で握り締め、少しづつ唇に近づけていった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
先っぽをペロッと舐める。<br />
一度舐めてしまうとタガが外れてしまったのか、唇から離すことなくソレを舐めまわす。<br />
カリの部分を舐めあげ、裏筋に舌を這わせる。<br />
そして先の方から、一気に口にふくむ。<br />
<br />
・・・大きい・・・。<br />
<br />
ソレは口の中に入りきらない。<br />
<br />
これがホントにウソップのモノを象ったものだとしたら・・・、アイツすっごい大きいんじゃない？<br />
<br />
そんなことを思いながら、フェラチオをするようにじゅぼじゅぼと出し入れしてると・・・どんどん興奮してきた。<br />
私は片手を胸に沿わせると、ゆっくりと揉み始めた。<br />
ゆるい刺激じゃ物足りなくなった私は、キャミソールとブラを上にずらし胸を露わにする。<br />
そして誰も見ていないことをいいことに、ソファの上で脚をＭ字に開く。<br />
さっきより激しく胸を揉むと、自然と唇の隙間から吐息が漏れた。<br />
<br />
「ん・・・ふ・・・」<br />
<br />
やっぱり直に揉むのは気持ちいい・・・。<br />
私は指で胸の頂点を弾いた。<br />
<br />
「んんっ！！！」<br />
<br />
いつも以上に身体がビクビクと感じる。<br />
誰にも見せられない、イケナイことをしている、という背徳感が私の身体をより敏感にさせてるみたいだ。<br />
私は口からソレを抜き取ると、ゆっくりと脚の間に持っていく。<br />
ショーツの上からソコをソレでなぞると身体に電流が走るように、快感が身体を突き抜ける。<br />
<br />
「あああっ・・・！」<br />
<br />
今度は自分の指でショーツの上からソコをなぞる。<br />
<br />
「スゴイ・・・」<br />
<br />
濡れてる。<br />
ショーツの上からでも愛液が染み出てるのがわかる。<br />
<br />
もう我慢できない。<br />
<br />
私はミニスカートとショーツをかなぐり捨てた。<br />
あらためてソファの上で脚をＭ字に開く。<br />
ソレの先端を、中心にあてがう。<br />
一気に埋めようと、力を入れたときだった。<br />
ドアに向かう階段の方で音がした。<br />
<br />
その方を見上げると・・・、そこにはウソップの姿があった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
何が起こったのかわからない。<br />
なぜ彼がそこにいるかわからない。<br />
私はイケナイ体勢のまま、思考回路が停止してしまった。<br />
<br />
ウソップはにっと笑いながら、私の傍に近づいてくる。<br />
<br />
「夜にヤレって言ったろぉ？」<br />
<br />
その声で、私は現実世界に戻ってきた。<br />
<br />
「な・・・！」<br />
<br />
自分の体勢に気づき、慌てて足を閉じようとした。<br />
でもウソップが私のひざを素早く掴み、それを阻止する。<br />
<br />
「ヤダちょっと・・・、何すんのよ！！！」<br />
「作り手としては、どんな使用感かチェックする必要があるだろ？」<br />
<br />
ウソップは私の脚の間に身体を入れる。<br />
<br />
「自分で挿れてるトコも見たかったけど・・・、オレが我慢できなかった」<br />
<br />
そして私の脚の間・・・秘所をまじまじと見つめる。<br />
<br />
「すげぇ・・・ヒクヒクしてんぜ？それに・・・、ヤラシイ匂いがしてる」<br />
「ヤ・・・、ヤダ離してよ！・・・て言うか、どうやって入ってきたのよ！・・・私、鍵・・・」<br />
<br />
かけてたでしょ？かけてたってば！！！<br />
<br />
「かけてたよ」<br />
<br />
しれっとウソップが答える。<br />
<br />
「ただオレにはこういう物があってさ」<br />
<br />
そう言って広げた手の中には、鍵が一つ。<br />
<br />
「なに・・・それ」<br />
「合鍵」<br />
<br />
ウソップが続ける。<br />
<br />
「この船をカヤにもらった時、合鍵を預かってたんだ。もちろんここだけじゃなく全部の部屋の合鍵もらったんだけどな。・・・まさか、こんなことで使うとは思わなかった」<br />
<br />
合鍵・・・、そんなものが！<br />
でも私の疑問はまだあった。<br />
<br />
「・・・何で私がすぐ使うってわかったのよ！」<br />
「部屋からすぐに出てきたら、夜に使うか、もしくはもう使わねぇかなって思ったんだけど、お前なかなか部屋から出て来なかったからなー・・・」<br />
<br />
全部お見通しだった。<br />
にやりと笑うウソップに、私は顔から火が出るようだった。<br />
<br />
「─── さて、続きすっか。挿れるとこからだったよな」<br />
「え！？」<br />
<br />
私の秘所をじっと見つめていたウソップは、私が力なく握り締めたままだったソレを取り上げると、中心部分にあてがった。<br />
<br />
「え！？・・・ヤ、ちょっとヤメテよっ！！」<br />
<br />
私は逃げようと身をよじる。でも、逃げられなかった。<br />
<br />
「・・・んー、もうちょっと濡らしとくか」<br />
<br />
ウソップはそう言うと、秘所に顔を近づけ・・・べろっと舐めあげた。<br />
<br />
「ああんっ！」<br />
<br />
突然の快感に、私は思わずのけぞった。<br />
<br />
「ん？イイのか？・・・んじゃあ・・・」<br />
<br />
ぴちゃぴちゃと、わざと音を立てて舌を動かす。<br />
私はソファに身体を起こした状態で座っているから、ウソップが私に何をしているか全部わかってしまう。<br />
私はものすごく恥ずかしかった。ウソップが私にこんなことしてるなんて。<br />
残った羞恥心が、喘ぐ声を我慢させる。<br />
でも、目は離せなかった。<br />
ウソップは花芯を執拗に攻めてくる。<br />
<br />
私が一番弱いトコロ・・・。<br />
<br />
「んっ・・ふっ・・んああっ・・・！ダメ、ソコ・・・ォ」<br />
<br />
我慢していた喘ぎ声が漏れる。<br />
耐えていたけど、もう耐えられない。もう声なんて抑えてられない・・・。<br />
<br />
ウソップはソコを舐めたまま、視線だけ上に向けた。<br />
<br />
「すっげェエロい顔してんな、お前・・・。ここも、すげェ・・・」<br />
「い・・やぁ・・・」<br />
<br />
愛液がとめどなく溢れているのが自分でもわかる。<br />
ふいに、ウソップが唇についた愛液を舐め取りながら、顔を上げた。<br />
<br />
「・・・これだけ濡れりゃ、充分だろ・・・」<br />
<br />
ウソップは手にしていたモノをあてがうと、一気に私を貫いた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「うああああっ！！！」<br />
<br />
私はあまりの快感に、のけぞりながら悲鳴を上げる。<br />
<br />
ダメ、コレすっごくおっきい・・・。<br />
私の中、コレでいっぱいに・・・。<br />
<br />
ウソップはソレを私の中に何度もねじるように押し込む。<br />
出し入れされるたびに、じゅぶじゅぶとイヤラシイ音が部屋に響く。<br />
<br />
「ああっ！・・・んあっ・・・ああああっ！！！」<br />
「すげぇ・・・どんどん濡れて来るぜ・・・。大洪水だな」<br />
<br />
ウソップの声に、私は少しだけ理性が戻る。<br />
<br />
「あっ！！！そ・・・、そんなこと言っちゃいやぁ・・・」<br />
「・・・どんどん溢れてくるぜ・・・」<br />
<br />
ぐっちょぐっちょぐっちょ・・・。<br />
<br />
ウソップの手は止まらない。<br />
<br />
「すげえぜ、お前のココ・・・。オレの玩具をずっぷり咥え込んではなさねェ・・・」<br />
「や、あ・・・」<br />
「お前も見てみろよ・・・。見えんだろ？」<br />
<br />
ずるずると体勢が崩れていた私の上体を、ウソップは抱き起こして、入っているところを見えやすくする。<br />
<br />
「ホラ・・・見ろよ・・・」<br />
<br />
ウソップに促され、秘所の方に目をやる。<br />
私から生えているかのようにモノが刺さっている。<br />
ソレは、握るウソップの手も含めてびしょ濡れで・・・、ぬめぬめと光っている。<br />
<br />
「あ・・・」<br />
「ヤラシイ光景だろ？」<br />
<br />
そう言って、ウソップはさらにピストンを激しくした。<br />
<br />
「あ・・ひ、あああああっっっ！！！」<br />
<br />
もう、見るどころじゃない。<br />
私は限界が近かった。<br />
<br />
「ウ・・ソッ・・・、も、ダメ・・・。私・・・」<br />
「ん？・・・イキそうなのか？」<br />
<br />
ウソップが私の胸の頂点をちろちろと舐める。<br />
その優しい刺激も私をイカせるのに充分だった。<br />
<br />
「は・・・、ダメ！あ、ああああああっ・・・・・」<br />
<br />
私は身体をガクガクと震わせ、達した。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
焦点が合わない。<br />
カチャカチャと音が聞こえる。<br />
その音の方へ目を向ける。<br />
<br />
ウソップ・・・？<br />
<br />
影が迫ってくる。<br />
ぼんやりしていた視界が、少しずつはっきりしてくる。<br />
ウソップが私の傍に来たのが見えた瞬間、・・・私は挿入された。<br />
<br />
「え・・・？」<br />
<br />
頭が混乱する。<br />
でも、打ち込まれてる感覚はホンモノだ。<br />
<br />
「や・・・ちょっと、ウソッ・・・！あああっ！！！」<br />
「お前の・・・、あんなの見たら誰だって挿れたくなるだろ」<br />
<br />
ウソップが腰を激しく動かす。<br />
さっきの玩具と同じ大きさのモノ。でも違う所は・・・ものすごく熱い。<br />
<br />
「わ・・・、たし、今イッたとこ・・・だ・・・、ああんっ！」<br />
<br />
イッた後はただでさえ敏感になってるっていうのに、こんなに激しいのなんて・・・。<br />
<br />
「ああっ！ま・・・またイッちゃうぅぅぅぅ！！！」<br />
<br />
私は身体をのけぞらせてイッてしまった。<br />
でもウソップの腰の動きは止まらない。<br />
<br />
「・・・す・・・げ、お前の中すっげぇ締め付けてくるぞ・・・」<br />
「あ・・・、はあ・・・、ダメ、ちょっと緩めて・・・激しすぎ・・・！」<br />
<br />
余韻に浸る間もない。<br />
荒い息の下で私は懇願した。<br />
<br />
「ダメだ。オレだってイキてェ・・・」<br />
<br />
ウソップはあっさり断ると、私の片脚を肩に担ぎ、より奥までモノをねじ込む。<br />
<br />
「ダメ・・・！奥に当たってるぅ・・・」<br />
「ヤベ・・・、すっげぇ気持ちいい・・・」<br />
<br />
ウソップの息もどんどん荒くなる。<br />
<br />
「も・・・イキそ・・・。中に出していいか？」<br />
「あっあっ・・・・ああっ・・・！！・・・あ、じゅ・・・１０万ベリー・・・ね・・・」<br />
「そんな金ねェって言ったろ？・・・。ヤベ・・・もうイク・・・！！！」<br />
<br />
ウソップの腰が止まる。<br />
私の奥に、精が放たれたのを感じた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「！！！」<br />
<br />
私は起き上がった。息が荒い。<br />
<br />
夢・・・、夢だったのよね。アレ・・・。<br />
それにしてもリアルすぎる。なんだって、あんな夢・・・。<br />
<br />
私はゆっくりと深呼吸して、呼吸を整える。<br />
<br />
なんで・・・、今度はウソップなの？<br />
しかもまた中出し許してるし・・・。<br />
ちっ！違う、そこじゃない！<br />
<br />
私は頭を抱えた。<br />
<br />
・・・やっぱり欲求不満なのかしら。<br />
<br />
「─── 大丈夫？」<br />
「ひゃあっ！」<br />
<br />
ロビンだ。また起こしちゃった・・・？<br />
<br />
振り向くと、彼女は起き上がってベッドサイドの灯りをつけたところだった。<br />
<br />
「かなりうなされてたわよ」<br />
「そ・・・そう・・・。またちょっとヘンな夢見ちゃった。ごめんね、また起こしちゃった」<br />
「うなされてるというか・・・」<br />
「・・・・・」<br />
「喘ぎ声っぽかったけど」<br />
「・・・！」<br />
<br />
そりゃ・・・夢の中であれだけ声出してたら、ホントに声にも出してたかもしれない。<br />
私は顔が熱くなるのを感じた。<br />
暗がりで良かった。彼女のベッドサイドの灯りだけでは、私の顔色なんてわからないはず。<br />
なんて答えていいのかわからない私に、ロビンは静かに尋ねた。<br />
<br />
「どんな夢だったの？」<br />
「え・・・」<br />
「こないだも飛び起きてたでしょ？あの時も今日みたいな感じだったの。なんだかどんな夢か興味があって」<br />
「・・・・・」<br />
「このままだと私も気になるし、安眠妨害ね」<br />
<br />
ロビンはにっこりと笑う。<br />
<br />
でもその笑顔は、私にとっては脅しも同然。<br />
きっと話すまで、離してはくれないだろう。<br />
<br />
とうとう私は観念した。<br />
<br />
「・・・実はね・・・」<br />
<br />
この話を聞いたら彼女はどう思うかしら。<br />
こんな夢を見ないように、何か良いアドバイスをくれるといいんだけど・・・。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%B5%90%E6%A7%8B%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%81%84%E3%82%86%E3%82%81%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%92%E5%A4%9C%E3%80%80%EF%BD%96%EF%BD%93%E3%80%80usopp%E3%80%80%EF%BC%88r18%EF%BC%89" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
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    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
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    <published>2011-10-15T20:30:14+09:00</published> 
    <updated>2011-10-15T20:30:14+09:00</updated> 
    <category term="結構長いお話" label="結構長いお話" />
    <title>わるいゆめ　　第１夜　ＶＳ　Zoro　（R18）</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[「いやあああああっ！！！」<br />
<br />
私は目を覚ました。<br />
<br />
叫んだから目が覚めたのか、自分の叫び声に驚いて目が覚めたのか、そんなことはどうでもいい。<br />
とにかく私は目を覚ました。<br />
叫びながら起き上がるなんて、いまどきベタな小説にも書かれない。<br />
<br />
でも、あるんだ実際。<br />
<br />
心臓の音が体中を駆け巡る。<br />
気持ちを落ち着けようと深呼吸してみたけど、動悸は止まらない。<br />
<br />
「─── ナミ？どうしたの？大丈夫？」<br />
「ひゃあああああっ！！！」<br />
<br />
急に隣から声が聞こえ、口から心臓が飛び出そうになった。<br />
<br />
そうよ、ロビンが隣のベッドにいるんだった。<br />
<br />
隣に目をやると、暗がりの中でロビンがこちらを見ているのがなんとなくわかる。<br />
表情までは見えない。心配そうな顔をしているのか、ただ単に驚いているだけなのか。<br />
<br />
「大丈夫？」<br />
<br />
ロビンはもう一度尋ねた。<br />
<br />
「だ・・・、大丈夫・・・。ちょっとヘンな夢見ちゃっただけ・・・」<br />
<br />
私は布団の中にもぐりこんだ。<br />
<br />
「あら、恐い夢？」<br />
<br />
ロビンはまだ聞いてくる。<br />
<br />
「いや、そんなんじゃないんだけど・・・」<br />
「そうなの？すごい声だったから八つ裂きにされた夢でも見たのかと思って」<br />
「八つ裂きって・・・」<br />
<br />
ロビンの想像はいつも物騒。<br />
<br />
「違うの？」<br />
「違うわよ」<br />
「そう・・・」<br />
<br />
どうして残念がってんのかしら。<br />
<br />
「今度はおとなしく寝るわ。ごめんね、起こしちゃって。おやすみなさい」<br />
<br />
私はそう言って、ロビンに背中を向けた。<br />
<br />
「おやすみなさい」<br />
<br />
ロビンもそれっきり静かになる。<br />
<br />
今は何時くらいなんだろう。辺りはまだ真っ暗だから、夜明けまでにはまだ時間があるはず。<br />
<br />
眠らなきゃ。<br />
<br />
私はむりやり目を閉じる。<br />
瞼の裏に、つい今しがた見たばかりの夢が蘇る。<br />
忘れようとしても、それはなかなか記憶から消え去ってはくれなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
─── 私はなぜかジムにいた。<br />
<br />
新しく乗り込むことになったサニー号には、フランキーがメリー号にはなかった施設を色々造ってくれた。<br />
生簀を兼ねたアクアリウム然り、芝生甲板然り、図書室然り、大浴場然り・・・。<br />
そしてこのジムもメリー号にはなかった物の一つだった。<br />
ここにはダンベルやベンチプレス等、筋力を鍛える物が揃っている。<br />
この場所に一番喜んだのは、今、目の前でトレーニングに励んでいるゾロだった。<br />
一日の大半・・・と言うか、寝てる時と食事、強制的に船の作業をさせているとき以外はほぼここにいる。<br />
たまにゾロ以外のクルーもここに来てトレーニングしてる事もあるけど、ほぼゾロ専用といってもいいくらいだった。<br />
<br />
で、私は何をしているかというと、窓際のベンチに腰かけ、ゾロがトレーニングしている様子をじっと見つめている。<br />
ほんとだったらジムになんてあんまり足を踏み入れたくないところだ。<br />
今の時間は西日が射して暑いし、何より汗臭い。<br />
良いのはここから眺める景色だけだ。ここは展望台も兼ねてるんだ。<br />
<br />
でも私は景色なんて眺めてなかった。<br />
ただ黙々とトレーニングに励むゾロをじっと見つめていた。<br />
<br />
「・・・・・かよ」<br />
「─── え？」<br />
<br />
気がつけばゾロが私の方へ近づいてきていた。<br />
<br />
「なんか用かよ」<br />
「べ・・・、別に用なんかないけど・・・」<br />
<br />
ゾロがタオルで汗を拭きながら傍まで来る。<br />
彼は上半身裸だった。まあ、それはいつものことなんだけど。<br />
鍛えられた無駄のない肉体。<br />
しょっちゅう上半身裸になってるから見慣れてるはずなのに、なぜか今日はドキドキする。<br />
<br />
ゾロの身体から目が離せない。<br />
<br />
「なんだよ」<br />
<br />
私の視線に気がついたのか、ゾロが訝しげに私を見る。<br />
<br />
「なんでもないわよ」<br />
「・・・お前もトレーニングすんのか？」<br />
「しないわよ。するわけないじゃない」<br />
「じゃ、何でこんなとこいんだよ」<br />
「・・・・・別に、理由なんてないわよ」<br />
<br />
それはそうだった。私は何で自分がこんなとこにいるのかわからなかった。<br />
<br />
「んだそりゃ」<br />
<br />
ゾロはタオルを肩にかけ、私の隣にどかっと腰掛ける。<br />
私は彼の方をそっと盗み見た。<br />
彼は壁に持たれ、緑色の頭の後ろで腕を組み、目を閉じている。<br />
私はふと彼の胸元に視線を落とした。<br />
左肩から右の腹部にかけて走る大きな傷跡。<br />
まだ&rdquo;偉大なる航路（グランドライン）&rdquo;に入る前、・・・まだ私がこの一味に完全に入る前、彼がずっと追っていた&rdquo;鷹の目&rdquo;のミホークに斬られた傷跡。<br />
その時、私はその場にいなかった。<br />
ゴーイング・メリー号を奪ってココヤシ村に戻っていたから。<br />
私には私の理由があってその場を離れていたんだからしょうがないんだけど、私の知らないところでつけられたその傷跡に、なぜかものすごく心が締め付けられた。<br />
<br />
私はゾロが目を閉じているのをいいことに、そっとその傷跡を指でなぞる。<br />
<br />
「あ！？」<br />
<br />
ゾロが驚いて目を見開く。でも私はなぞる指を止めなかった。<br />
ゾロは固まったまま私を見ている。きっとものすごく混乱してるんだろう。<br />
なぞるだけでは物足りなくなってきた私は、傷跡に唇を寄せた。<br />
触れた瞬間、ゾロがびくっと身体を強張らせるのを感じた。<br />
私はそのまま、舌で傷跡をなぞった。<br />
彼は汗だくだったけど、そんなのは気にならなかった。<br />
舌が左肩から右の腹部に下りていく。<br />
端にたどり着く直前、私はゾロに腕をつかまれ床に引き倒された。<br />
<br />
「きゃっ！！！・・・いった・・・」<br />
<br />
両手首を頭の上で押さえられ、私の上にゾロは馬乗りになっていた。<br />
<br />
「な・・・にすんのよ・・・」<br />
「何すんのよじゃねェよ。そりゃこっちのセリフだ」<br />
<br />
私はゾロを見上げた。西日で陰になって、表情がよくわからない。<br />
<br />
「誘ってんのかよ」<br />
<br />
ゾロが表情のない声で言う。<br />
<br />
「な・・・誘ってるなんて、あるわけないじゃない！」<br />
「じゃ、何やってんだよ」<br />
「何って・・・」<br />
<br />
・・・私、何やってんだろう。<br />
ただどうしても・・・、傷跡に触れたくなって・・・。<br />
<br />
「・・・いいってことだな」<br />
「何がよ」<br />
「ヤりてェってことだろ？」<br />
「だから何をよ！」<br />
<br />
「セックス」<br />
<br />
私はゾロの腕から逃れようと、身をよじりながらまくし立てた。<br />
<br />
「・・・な！な訳ないじゃない！！！何言ってんのよ！私達はただの仲間なのよ！そんなことしていい訳・・・」<br />
「うるせェ」<br />
<br />
私は口をふさがれた。彼の唇で。<br />
<br />
キ・・・ス？<br />
<br />
でも彼は目を閉じていない。私をじっと見つめている。<br />
私も彼を見つめている。<br />
キスってもっと、甘いものじゃないの？<br />
少なくとも、私がこれまで経験したキスは全て甘いものだった。<br />
でもこれは、そんなものとはずいぶんとかけ離れている。<br />
<br />
彼の舌が私の唇を割って侵入してきた。<br />
ゆっくりと、私の舌に絡まる。<br />
どんどんキスは深くなっていく。<br />
でも彼の目は閉じられない。じっと私を見つめている。<br />
私もその野獣のような瞳から目を離せない。<br />
一瞬でも気を抜くと、食べられてしまいそうな激しいキス。<br />
<br />
頭の奥がジンジンする。<br />
<br />
彼の腕から逃れようともがいていたけど、知らないうちに力が抜けてしまっていた。<br />
<br />
「・・・ん・・・ふ・・・」<br />
<br />
重ねた唇の隙間から、声が、吐息がもれる。<br />
ゾロの無骨な手がするするっと私の胸元に下りる。そして、慣れた手つきでキャミソールとブラをたくし上げ、直にふくらみに触れた。<br />
食べられそうなキスとは違い、こちらはやんわりと包み込むように胸を揉みしだいていく。<br />
<br />
急に、唇が離れた。<br />
<br />
お互いの唇からは唾液がつ・・・と糸を引いている。<br />
ゾロはその唾液をペロッと舐め取る。<br />
それがゾクゾクするほどエロティックで、私は息を荒げながらゾロの瞳を見つめ続けていた。<br />
もう、抵抗していない。抵抗できない。したくない。<br />
頭の先から爪の先まで、彼に触れられたい。<br />
<br />
私はあのキスで、彼にすっかり食べられてしまっていたのだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
西日はジムの中の温度を確実に上げていく。<br />
私達は全身じっとりと汗ばんでいた。<br />
ゾロの唇が私の首筋に触れる。<br />
キスの時とは違い、優しく触れる。<br />
彼の息が耳にかかり、私は身をよじった。<br />
抵抗じゃない。もどかしいのだ。<br />
<br />
もっと、激しくして欲しい・・・。<br />
<br />
私の気持ちを察してくれたのか、ゾロは私の胸を揉む手に力を入れた。<br />
指が胸の頂点をつまみ、こねくり回す。<br />
そして彼の唇が首筋を離れ、頂点の片方に吸い付いた。<br />
舌で転がし、甘ガミし・・・、知らないはずなのに、私の感じやすいところをピンポイントで攻めてくる。<br />
<br />
「あ・・・はあっ・・・」<br />
<br />
私の息が次第に荒くなってきた。<br />
声も、抑えることができなくなっていく。<br />
<br />
いつの間にかゾロの唇は胸から離れ、耳たぶを甘ガミしていた。<br />
<br />
「・・・気持ちいいのか？」<br />
<br />
彼の低い声が耳元で響く。<br />
私は言葉にするのがなんだか恥ずかしくなり、目を背けて黙っていた。<br />
<br />
「気持ちいいんだろ？」<br />
<br />
再び声が響く。<br />
同時に、ゾロの指が私の胸の両方の頂点をきつく摘まむ。<br />
<br />
「んっ・・・」<br />
「言えよ、ナミ・・・。オレにどうして欲しいか」<br />
<br />
ゾロは私の耳の穴をべろっと舐めた。<br />
<br />
「あんっ・・・」<br />
<br />
生暖かい感触に、身体が敏感に反応する。<br />
<br />
「言わねェと、ここでやめるぜ・・・」<br />
「・・・・・」<br />
「触って欲しいんだろ？」<br />
「・・・・・」<br />
「例えば・・・、こことか・・・」<br />
<br />
ゾロの手が片方の胸から離れ、下の方へ移動する。<br />
私のミニスカートの奥、つきあたりに指が触れるとショーツの上からすっとなぞり上げた。<br />
<br />
「んんっ・・・」<br />
<br />
身体が軽くのけぞる。<br />
<br />
私・・・、どうして今日はこんなに敏感なの・・・。<br />
<br />
「言えよ・・・」<br />
<br />
ゾロの声が媚薬のように私の頭を駆け巡る。<br />
その抗え難い力に、とうとう私は口を開いた。<br />
<br />
「・・・あ・・・、して・・・！もっと・・・触っ・・・てェ・・・」<br />
<br />
自分の声なのに、どこか遠くで聞こえるみたいだ。<br />
ゾロは口の端だけで笑う。<br />
<br />
「いいコだ」<br />
<br />
ゾロの身体がするっと下の方へ下がった。<br />
私の脚の間に身体を入れ、ミニスカートをたくし上げる。<br />
彼の目の前には、下着に覆われた秘所がさらされる。<br />
<br />
「エロいの穿いてんじゃねェかよ」<br />
<br />
ゾロが少し笑う。<br />
その声に私の視線も下を向く。<br />
<br />
私、今日、紐パンだったんだ・・・。<br />
どうしてよりによって脱がしやすい下着なんだろう・・・。<br />
いや、こんな状態だったら何だって同じだけど・・・。<br />
<br />
そんなことを考えている間に、ゾロの指はサイドの紐部分にかかる。<br />
一瞬の開放感。<br />
紐は彼の指で簡単にほどかれていた。<br />
さっと外してくれればいいのに、ゾロは私の目を見つめながらゆっくりと時間をかけて抜き取っていく。<br />
その行為が、私の羞恥心をあおっていく。<br />
<br />
「すげェな」<br />
<br />
ゾロが私の脚をＭ字に開かせ、その奥の秘めたる場所をまじまじと見つめる。<br />
触られてる訳じゃないのに、見つめられている部分が燃えるように熱い。<br />
触らなくったってわかる。絶対、ぐしょぐしょだってこと。<br />
<br />
でも私は言った。<br />
<br />
「な・・・、何がよ」<br />
<br />
精一杯の意地なのか、それともゾロの口から聞きたかったのかはわからない。<br />
多分、後者だ。<br />
<br />
ゾロが薄く笑う。<br />
<br />
「自分で確かめてみろよ」<br />
<br />
そう言って私の手を掴むと、秘所へ導いていった。<br />
<br />
くちゅ・・。<br />
<br />
いやらしい水音が小さく聞こえる。<br />
そこは自分が思ってる以上だった。洪水と言ってもいいくらい。<br />
その感触に、私はとっさに手を離そうとした。が、ゾロは手を離してくれない。<br />
<br />
「やっ・・・」<br />
<br />
ゾロは私の中指に自分のそれを添えると、私の中にゆっくりと沈めていった。<br />
<br />
「あっ！やあああっ・・・」<br />
<br />
２本、入ってくる。<br />
根元近くまで入ったのを確認すると、彼は私の指ごと激しく抜き差しを始める。<br />
<br />
くちゅくちゅくちゅくちゅ・・・・。<br />
<br />
水音が激しく、いやらしく響く。<br />
<br />
「あっあっダメェええっ！あああああっ！！！・・・」<br />
<br />
抜き差しすると同時に、彼の親指が私の花芯をこねくり回す。<br />
いつも以上に敏感になってる私が、達するのに時間はかからなかった。<br />
<br />
「いやああああっ！・・・イっちゃ・・くう！・・・イくぅうう！！！・・・」<br />
<br />
次の瞬間、目の前が暗くなった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ほんの少しだけ意識が飛んでいたらしい。<br />
ゆっくりと目を開けると、ゾロがつい今さっきまで私の中で出し入れしてた指を、いやらしく舐めているのが見えた。<br />
私は定まらない瞳でそれを見つめる。<br />
私の意識が戻ったのに気づいたゾロは、にやりと笑った。<br />
<br />
「てめェばっかりイイ思いしてんじゃねェよ」<br />
<br />
そう言うと、ゾロは穿いているズボンを腰からずり下ろす。<br />
びよんと、ソレは勢いよく現れた。<br />
<br />
ゾロの、モノ。<br />
<br />
ゾロの体の中心で、ソレは大きく反り返っていた。<br />
私はソレを見て、思わず息を呑む。<br />
<br />
───　大きい・・・。<br />
<br />
ゾロは、彼の身体に見合った逞しいソレに手を添えると、私の身体の間にゆっくりと近づける。<br />
<br />
「挿れんぞ」<br />
<br />
そう言うが否や、ゾロは太い楔を私に一気に打ち込んだ。<br />
<br />
「ああああっ！！！」<br />
<br />
その衝撃に、思わずのけぞる。<br />
<br />
「くっ・・・、おま・・・締め過ぎ・・・」<br />
<br />
ゾロの眉間に深い皺が刻まれる。<br />
<br />
「やってくれんじゃねェか・・・」<br />
<br />
ゾロは次第に激しく腰を打ち付け始める。<br />
<br />
「あっ・・・ああっ・・・！！ん、あああっっっ！！！」<br />
<br />
私はただ、喘ぐしか出来ない。<br />
ゾロの身体にしがみつき、快楽の波に身を任せている。<br />
ぎゅっと閉じていた目を薄く開く。<br />
すぐ傍に、ゾロの顔があった。<br />
彼も快楽の波を必死で乗り越えているようだった。<br />
<br />
でも、目は私をじっと見ている。<br />
<br />
「ず・・っと、わた・・しを見・・・てるの・・・？」<br />
<br />
吐息の隙間で、私は尋ねた。<br />
<br />
「ああ・・・」<br />
<br />
彼の息もだいぶ荒くなっている。<br />
<br />
「な・・・んで・・・？」<br />
「見てェ・・・からだよ」<br />
「・・・・・」<br />
「悪ィか」<br />
「・・・・・」<br />
<br />
ゾロが私を見つめる。<br />
私もゾロを見つめる。<br />
<br />
お互いの視線が絡み付いていく・・・。<br />
<br />
「エロい顔しやがって・・・余裕かましてんじゃねェよ」<br />
<br />
ゾロは私の両脚を肩に担ぐと、今までよりさらに深く打ち込んだ。<br />
<br />
「んああっ・・・！」<br />
<br />
体位が少し変わり最奥まで激しく突かれて、私は限界が近いことを感じた。<br />
<br />
「あああっ、ダメっ・・・！また・・・またイっちゃうぅぅぅ・・・！」<br />
「イケよ、ナミ・・・」<br />
「ダメっダメェええっ！」<br />
「オレも、もう・・・」<br />
「あ、あああああああっ！！！！！」<br />
「く・・・・・！」<br />
<br />
私がイク瞬間、彼も私の中で達したのを感じた。<br />
<br />
─── って、中出しされてんじゃないのよ！！！<br />
<br />
私はそこで、目を覚ました。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
─── まだ、ドキドキしてる。<br />
今度は叫ばなかったと思うけど・・・。<br />
知らない間にうとうとしてたのね。<br />
また同じ夢を見るなんて・・・。<br />
<br />
って言うか、なんかさっき見たのより内容濃くなってるわよ！！！<br />
<br />
何であんな夢見るのよ、私。<br />
欲求不満なの？<br />
って言うか・・・。<br />
<br />
何でゾロなのよ！！！！！<br />
<br />
それが一番問題よ。<br />
何で！何でアイツなのよ！<br />
明日の朝、何て顔してアイツに会えばいいのよ！<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
空がだんだんと白み始める。<br />
静かにしていたつもりだけど、実際は布団の中でじたばたしていた私は、背後のロビンの視線には気づいていなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E7%B5%90%E6%A7%8B%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%81%84%E3%82%86%E3%82%81%E3%80%80%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%91%E5%A4%9C%E3%80%80%EF%BD%96%EF%BD%93%E3%80%80zoro%E3%80%80%EF%BC%88r18%EF%BC%89" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
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    <author>
            <name>歌織</name>
        </author>
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    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/off%20the%20lock%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20-%20robin%20%EF%BC%86%20fran%EF%BD%8B%EF%BD%99" />
    <published>2011-10-14T23:49:30+09:00</published> 
    <updated>2011-10-14T23:49:30+09:00</updated> 
    <category term="ちょっと長いお話" label="ちょっと長いお話" />
    <title>OFF THE LOCK　　　Starring : Robin ＆ Franｋｙ</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[サウザンド・サニー号が空を飛んでいる。<br />
どんどん小さくなる海軍の軍艦を見つめ、私はあらためて、この船に乗っている幸せをかみしめていた。<br />
つい５日前には、自分がこんなに幸せを感じているなんて思いもしなかった。<br />
<br />
─── ５日前、私は絶望の淵にいた。<br />
仲間と訪れた街、ウォーター・セブンで私はＣＰ９に捕らえられた。<br />
彼らが私につきつけた条件は、市長暗殺の罪を麦わらの一味に着せること。<br />
そしてその後ＣＰ９に付き従うこと。<br />
逆に私が彼らに提示した条件は、私を除く麦わらの一味６人全員が無事にこの島を出航すること・・・。<br />
<br />
死ぬ、つもりだった。<br />
<br />
もう生きることなんて諦めていた。<br />
彼らさえ無事なら、何を犠牲にしたってそれで良かった。<br />
でも、当の彼らがそうはさせてくれなかった。<br />
<br />
麦わらの一味６人全員が。<br />
そして、彼が。<br />
<br />
命を掛けて私を不落のエニエス・ロビーから、世界政府から連れ戻してくれた。<br />
だから今、私はここにいる。<br />
<br />
一味のみんなと、そして、彼と。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
海軍の追っ手を無事振り切りＷ７を出向した私達は、その夜、宴を開くことになった。<br />
新しく仲間になった船大工のフランキー、一味に戻ってきたウソップ、そして私を祝して。<br />
<br />
サニー号のダイニングではいつも通りルフィの乾杯から始まり、テーブルに並べられたサンジの腕によりをかけた料理が、瞬く間にクルーの胃袋に収められていく。<br />
もちろん、３分の１以上はルフィのおなかの中なのだけど。<br />
歌い、踊り、笑い、楽しい時間はあっという間に過ぎていく。<br />
<br />
─── 気がつけば、ルフィ・ウソップ・チョッパーはすっかり酔いつぶれて、床に転がっていた。<br />
ルフィは『食いつぶれて』と言った方が正解なのかもしれない。<br />
ゾロは壁にもたれながら、眠そうに大きなあくびを一つしている。<br />
カウンターではサンジがナミににこやかに話しかけながら、湯気の立つティーカップを渡している。<br />
受け取ったナミは、表情を変えずに紅茶を一口。<br />
それを見るサンジの顔は蕩けそうだ。<br />
<br />
そして彼はティーセットを手に私のところにもやってくる。<br />
<br />
「─── どうぞ、ロビンちゃん。オレンジジティーだよ」<br />
<br />
サンジが私ににっこりと笑いかける。<br />
<br />
「いえ、今は結構よ。ありがとう」<br />
<br />
私は苦笑しながら丁重に断った。<br />
だって横で、ナミがなんだか複雑な顔してるんだもの。<br />
<br />
ふふっ、可愛いわね。<br />
<br />
「そう？じゃ、欲しくなったらいつでもどうぞ。・・・てか、おい！おめーら、寝るなら部屋戻れよ！」<br />
<br />
キッチンのカウンターから出てきたサンジは、傍に転がるウソップを蹴りつけた。<br />
眠りこけているウソップは、なんだかもごもご言いながら再び夢の中へ。<br />
<br />
「邪魔だなこいつら・・・。おい！マリモ！おめーもだ！寝るんならこいつらまとめて部屋に持って行け！」<br />
「・・・ああ！？」<br />
<br />
半分眠りに入っていたのだろう。良い気持ちのところを起こされたゾロは、閉じていた目を片目だけ開いてサンジをにらみつけた。<br />
<br />
「・・・なんでオレがてめェの言うことを聞かなきゃなんねェんだ」<br />
「邪魔なんだよ、そんなところで寝こけられるとよ。クソマリモ」<br />
「何だとコラ。ぶった斬んぞ」<br />
「オロすぞコラ」<br />
<br />
「はい、そこまで！」<br />
<br />
おでこを付き合せるくらいににらみ合っていた２人を、ナミが後ろから同時にはたく。<br />
<br />
「痛ってェ❤」<br />
「何すんだコラ」<br />
<br />
２人が同時に振り返る。表情は真逆だったけど。<br />
そんな２人に、ナミは顔をしかめながら言った。<br />
<br />
「何でもいいから、連れて帰っちゃってよ。片付けられないじゃない！」<br />
「え！ナミさん片付けてくれるの？」<br />
「もちろんサンジくんがよ」<br />
「・・・そうだよね」<br />
<br />
サンジ、少しだけ落胆。<br />
ゾロは少しナミのことを睨んでいたけど、ため息をついて言った。<br />
<br />
「・・・オレ一人でこれだけ担げってか」<br />
<br />
・・・彼もナミには弱いのね。<br />
<br />
私は思わず微笑んだ。<br />
ナミが少し考えて言う。<br />
<br />
「・・・そうよね。・・・サンジくん！」<br />
「はぁい❤」<br />
「ゾロと一緒に部屋まで運んで」<br />
「りょうかーい❤」<br />
<br />
サンジは目をハートマークにして答える。<br />
その横で、ゾロは苦虫を噛み潰した顔で、ウソップの長い鼻を掴んで引きずりながら部屋の外へ向かった。<br />
<br />
残されたメンツを見て、サンジは少し焦る。<br />
<br />
「お！おい、待てよクソマリモ！オレ１人でこのゴムとたぬき連れてけってか！？」<br />
「さっさと連れて来い」<br />
<br />
ゾロは振り向きもしない。<br />
<br />
「せめてたぬきも連れて行きやがれ！」<br />
「うるせェ、さっさと来い！」<br />
「ああ！？何だとこのクソ・・・」<br />
<br />
「もう！！！さっさと行けーっ！！！」<br />
<br />
ナミの怒鳴り声に、２人は慌てて２人と１匹を引きずって部屋を後にした。<br />
おなかの膨れた船長を入り口から出すのに少し苦労していたみたいだけど。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「・・・何よ、ロビン」<br />
<br />
私とナミの２人だけになったダイニング。<br />
眉間にしわを寄せながら、ナミが私に言った。<br />
<br />
「笑いすぎよ」<br />
「え？」<br />
<br />
そんなに笑ってたかしら？<br />
まあ、にっこりしてたのには違いないけれど。<br />
<br />
「笑いすぎ・・・ね」<br />
<br />
私はふと昔を思い出した。<br />
<br />
小さい頃。<br />
両親がいなく叔父の家に居候してた時の頃。<br />
あの頃、うっかり悪魔の実を口にしてしまったせいで、よく妖怪扱いされたっけ。<br />
居候していた家でも歓迎とは程遠く、図書館にいる時以外は楽しいなんてこと思ったことはなかった。<br />
笑う事もなかなか出来なかった。<br />
<br />
でもそんな私に笑うことを教えてくれたのは、オハラに流れ着いた巨人ハグワール・Ｄ・サウロ。<br />
<br />
サウロは私に言った。<br />
<br />
<br />
<strong>『おめェちびのくせに色々苦しそうだで、笑ったらええでよ！苦しい時は笑ったらええ！』</strong><br />
<br />
<br />
そして私に笑いかけてくれた。<br />
その笑い方がおかしくて、私も思わず一緒に笑ったっけ。<br />
彼はこうも言ってくれた。<br />
<br />
<br />
<strong>『よく聞け、ロビン・・・。今は一人だけどもよ、いつか必ず&rdquo;仲間&rdquo;に会えるでよ！海は広いんだで・・・いつか必ず！！お前を守ってくれる&rdquo;仲間&rdquo;が現れる！！！この世に生まれて一人ぼっちなんてことは絶対にないんだで！！！』</strong><br />
<br />
<br />
事ある毎に心によみがえるその言葉。そんな言葉を信じてなかった今までの私は、その度にそれを打ち消していた。<br />
でも、今は心から信じられる。<br />
今の私には、私を守ってくれる仲間がいる。守りたい仲間がいる。<br />
<br />
サウロが生きていたら、今の私のことをきっと喜んでくれるわね。<br />
<br />
「─── ロビン？」<br />
<br />
私ははっと気がついた。<br />
どうやら自分の心の中に籠もってたみたい。<br />
<br />
「どうしたの？」<br />
<br />
ナミが不思議そうな顔をする。<br />
<br />
「ごめんなさい、ちょっと考え事・・・」<br />
<br />
私は慌てて取り繕うように言った。<br />
<br />
「そう・・・」<br />
<br />
ナミがオレンジティーを一口飲む。そしてダイニングの入り口の方に目をやる。<br />
その様子を見て、私は思わず微笑んだ。<br />
<br />
「・・・心配しなくても、もうすぐ戻ってくるわよ」<br />
「え？」<br />
「サンジ、でしょ？」<br />
「えっ・・・やっ・・・、べ、別にサンジくんなんて待ってないわよ！」<br />
<br />
真っ赤になって否定する。<br />
ふふ、ホント可愛い。<br />
<br />
「邪魔しないように私も戻るわ。そうだ・・・」<br />
<br />
私は冷蔵庫に向かう。<br />
ようやく備え付けられた暗証番号付きの大きな冷蔵庫。サンジが大喜びしてたっけ。<br />
これでもう、夜中に食料泥棒と戦わなくて済む、ってね。<br />
サンジとナミ、そして私しか知らない暗証番号を押し、冷蔵庫を開く。<br />
お目当ての物を３本取ると、私はゆっくりと冷蔵庫を閉めた。<br />
<br />
「あれ？コーラ？・・・飲むの？」<br />
<br />
私が手にしたものを見て、ナミが意外そうに言う。<br />
<br />
「いえ・・・、差し入れ」<br />
<br />
私は落とさないように３本のコーラを抱え直すと、ダイニングの入り口へ向かう。<br />
出て行く直前、振り向くとナミがものすごく驚いた顔をしていた。<br />
<br />
私は噴出しそうになるのをこらえて言う。<br />
<br />
「そうだ・・・、ナミ？」<br />
「は、はい！？」<br />
「私は今日は部屋に戻らない方がいいのかしら？」<br />
<br />
答えを待たず、私はダイニングを後にした。<br />
きっと、今頃顔を真っ赤にしてじたばたしてるに違いない。<br />
<br />
彼と２人の時の彼女はどんな感じなのかしら。<br />
今度、耳を咲かせてみようかな。<br />
<br />
私は思わずくすくす笑った。<br />
<br />
<br />
<br />
甲板に出る直前で、急いで戻ってきたらしいサンジとすれ違う。<br />
<br />
「あれ？コーラ？・・・飲むの？」<br />
<br />
ナミと同じセリフ。<br />
私は微笑んだまま、彼を後にした。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
コーラを抱えて甲板に出た。<br />
出航初日だから色々チェックしたいんだと、見張りを買って出た彼に逢う為に。<br />
見張り台へ向かおうとして、ふと舵輪の方に人の気配を感じた。<br />
<br />
あっちかもしれない。<br />
そうね、色々チェックするなら都合がいいのかも。<br />
<br />
私は船の前方に歩いて行く。<br />
空に浮かぶ大きな満月。月明かりで辺りは充分に明るかった。<br />
舵輪のすぐ傍のベンチに座っている人影が見えた。<br />
<br />
フランキーが、そこにいる。<br />
<br />
「─── お疲れさま」<br />
<br />
私は彼をおどかさないように、静かに声をかけた。<br />
それでも誰かが来るとは思わなかったんだろう、彼はびくっと身体をこわばらせる。<br />
<br />
「─── アウ、誰かと思えば、ニコ・ロビンじゃねェかよォ・・・」<br />
「あらごめんなさい、おどかしちゃったかしら」<br />
<br />
私はくすっと笑う。<br />
<br />
「まあ、こんなとこには今時分、誰も来ねェと思ってたからなァ・・・」<br />
<br />
フランキーが息をついた。<br />
<br />
「・・・で？どうした。宴は終わったのか？オレが出て来る時にはまだ続いてたろ」<br />
「ええ、ルフィたちがつぶれちゃって終了」<br />
「そうか・・・。で、お前は？」<br />
「あなたに差し入れ」<br />
<br />
私は抱えていたコーラをフランキーに渡す。<br />
<br />
「おう！ありがとよ！」<br />
<br />
フランキーは嬉しそうに早速コーラの栓を１本開ける。<br />
<br />
「・・・隣、いいかしら？」<br />
「え？あ、ああ・・・」<br />
<br />
ベンチのど真ん中にどっかりと座っていた彼は、身体をずらして私の座るスペースを作ってくれる。<br />
その隙間に、私は座り込んだ。<br />
フランキーは身体が大きいから、私が座るとベンチはもう目いっぱいだった。<br />
<br />
しばらく、２人で海を見ていた。何も言わないまま。<br />
時折、フランキーがコーラを飲む音が聞こえるだけ。<br />
<br />
どれくらい時間が経っただろう。<br />
<br />
「・・・どうしたよ」<br />
「・・・・・」<br />
「何かオレに用事あるんだろ？」<br />
「・・・・・」<br />
「相談事なら何でも聞くぜ？今週のオレはスーパー頼りになるからな」<br />
<br />
フランキーはにやっと笑う<br />
私も思わずくすっと笑った。<br />
<br />
そしてそのまま・・・そっと彼にキスをする。<br />
<br />
「おい！な・・・」<br />
<br />
フランキーは慌てて私を剥がした。<br />
目を丸くして驚いている。<br />
<br />
私は静かに言った。<br />
<br />
「お礼を・・・しにきたの」<br />
「礼？何の！？」<br />
「あなたのお陰で私は今、生きていられるから」<br />
「何・・・言ってんだ。お前が今ここにいるのは麦わらたちのお陰だろう。オレじゃねェよ」<br />
「もちろん、ルフィたちのお陰。でも、何よりあなたが私に言ってくれた言葉のお陰で、こんな私でも生きてていいって思い始めるようになったの。きっかけはあなたなのよ」<br />
「オレがお前に言った言葉？」<br />
「そうよ。覚えてない？」<br />
「・・・・・？」<br />
「海列車で護送されている時に言ってくれた、あの言葉」<br />
<br />
<br />
<strong>『傷つけるのはお前じゃねェだろ？政府の人間もお前の存在を罪というが、どんな凶器を抱えてようともそこにいるだけで罪になるなんてことはねェ！存在することは罪にならねェ！！』</strong><br />
<br />
<br />
「・・・あ、ああ・・、あれか。でも・・・」<br />
「今まで自分の存在を否定される言葉しか聞いてこなかった。あの言葉で、前を向く気持ちがわいてきたのよ・・・。どれだけ感謝してもしきれない・・・」<br />
<br />
そして私は彼の手を取って、自分の胸に押し当てた。<br />
<br />
「おい・・・！」<br />
<br />
フランキーは焦って手を離そうとする。でも私は離さなかった。<br />
<br />
「どれだけ感謝してもしきれない・・・、だから、抱いて欲しいの」<br />
「・・・・・！」<br />
「私には何もないの。あげられるものはこの身体くらい」<br />
「・・・・・」<br />
「だから・・・、これが、私のあなたへのお礼」<br />
<br />
私はもう一度、フランキーにキスをする。さっきよりも深く。<br />
薄く開いた彼の唇の間へ舌を滑り込ませる。最初は戸惑っていた彼の舌も、ゆっくりと私の舌に絡み始める。<br />
私の胸で立ち止まっていた彼の手も、ゆっくりと動き始めた。<br />
壊れものを扱うように、丁寧に揉みしだく。<br />
豪快な彼がこんな触り方をするとは、意外だった。<br />
<br />
でも、しばらくして彼は唇を私から離した。<br />
手も、胸から離す。<br />
そして私の両肩を掴んで息を大きく一つつくと、声を少し荒げて言った。<br />
<br />
「お前は・・・、こんな、礼の返し方を今までやってきたのかよ・・・」<br />
「・・・・・」<br />
「こんな・・・、もう少し自分を大事にしろよ！」<br />
「・・・・・」<br />
「嫁入り前なんだぞ！自分から傷モノにしてどうすんだ！！！」<br />
<br />
私は思わず吹き出した。<br />
<br />
「な・・・、何がおかしい！！！」<br />
<br />
申し訳ないとは思ったけど、笑いはなかなか止まらない。<br />
それでも何とか抑えると、目じりの涙を拭きながら言った。<br />
<br />
「嫁入り前だなんて・・・、そんな事も初めて言われたわ」<br />
「だってそうじゃねェかよ」<br />
「そうだけど・・・、今まで生きてきた世界を思うと、そんなの別世界の言葉だわ」<br />
「・・・・・」<br />
「身体なんて、道具だもの。男を悦ばせる道具」<br />
「・・・・・」<br />
「こんなもので悦ぶなら安いものだわ」<br />
<br />
フランキーの表情がどんどん険しいものに変わる。<br />
<br />
「・・・安いもの、だったわ」<br />
「・・・！？」<br />
「今までは・・・」<br />
<br />
声が潤む。<br />
自分でも驚いた。<br />
<br />
私、泣いている。<br />
<br />
今までの私は、使える物はみんな使ってきた。<br />
頭脳も、培ってきた知恵も、身体も。<br />
自分の身を守る為に、いろんな男に身体を開いてきた。<br />
それが、普通だと思ってきた。<br />
罪の意識なんて持たなかった。<br />
<br />
じゃないと、生きていけない。夢の為に、前に進めない。<br />
<br />
自分の夢の為に、何だってしてきた。<br />
夢の為の、つもりだった。<br />
<br />
でも・・・。<br />
<br />
でも、喜んでやっていた訳じゃない。<br />
ホントは。<br />
ホントは・・・。<br />
<br />
フランキーは静かに言った。<br />
<br />
「もう、こんなことする必要ねェよ。その身体はホントに好きな奴の為に取っとけ」<br />
「・・・・・」<br />
「安売りすんな。こんな極上の女、もったいねェだろ」<br />
「いいの・・・？」<br />
<br />
私の目から、涙がとめどなくこぼれていく。<br />
<br />
「もう、普通の女性のように、生きていっていいのかしら・・・」<br />
「当たり前だろ、もういろんな組織にもぐりこんだり、裏でコソコソする必要ねェんだ。この一味で、お前らしく生きるんだろ？」<br />
<br />
彼はためらいの橋の上で海楼石の錠を外してくれた。<br />
そして今度は、彼はその言葉で私の心の鍵を外してくれる。<br />
<br />
硬く閉じられた心の鍵を。<br />
<br />
「・・・ありがとう」<br />
<br />
私はフランキーの胸に倒れこんだ。薄い皮膚の向こうに硬い鉄の身体を感じる。<br />
でも、暖かい。<br />
私はゆっくり目を閉じた。<br />
<br />
「お、おい、ニコ・ロビン？」<br />
<br />
そう言いながら、フランキーはおずおずと私を抱きしめてくれた。<br />
<br />
「おい・・・？・・・寝てんのか？」<br />
<br />
なんだかそれがほっとして、心地よくて・・・、私はそのまま眠りに落ちていく。<br />
<br />
「・・・ロビン・・・」<br />
<br />
フランキーが私を呼ぶ声を、私は遠くの方で聞いていた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ふと、私は目を覚ました。<br />
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固い感触。<br />
私はベンチに寝かされているみたいだ。<br />
私の身体の上には、フランキーのアロハシャツがかけられている。当のフランキーは、ベンチの下であぐらをかいて座り込んでいた。背中を向けているから、起きているのか寝ているのかは定かではない。<br />
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私はベンチに寝かされている理由を考えた。<br />
彼は一度は私の部屋に連れて行こうとしたに違いない。<br />
それでもここに寝かされてるということは・・・。<br />
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・・・きっと、部屋はナミとサンジが使っているのね。<br />
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気づかれないようにくすっと笑い、私は再び目を閉じた。<br />
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この胸の気持ちがもう少し大きくなったら、彼は私のことを受け入れてくれるかしら。<br />
また、嫁入り前が、とか言われちゃうかしらね。<br />
受け入れてくれるといいんだけれど・・・。<br />
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<br /><a href="https://novelonepiece2.side-story.net/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%95%B7%E3%81%84%E3%81%8A%E8%A9%B1/off%20the%20lock%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80starring%20-%20robin%20%EF%BC%86%20fran%EF%BD%8B%EF%BD%99" target="_blank">管理人のコメントはコチラ</a>]]> 
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            <name>歌織</name>
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